意味をあたえる

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セブンイレブンの新しい練乳フランスを食べた

昨日他の方のブログを読んでいたら、大変美味しいと紹介されていたので、私はパンというとなぜか練乳フランスを買うことが多く、それは甘いものが食べたいと思いつつ、だからといって軟弱なクリームパン等に走るのも格好悪い気がし、甘い思いをするなら、それなりの苦難も受けてバランスを取りたいと思い、その役目を硬いフランスパンが担うのだ。

 
だから、既に食べた人はご存知の通り、このパンには「練乳を味わう」と銘打たれているとおり、練乳が主役という感じで、甘いものを食べたいという人には、満点の味だが、私としてはフランスが脇に追いやられているようで、食べていて少し寂しかった。今度は逆に「フランスを味わう」方も出してもらえないだろうか? 絶対に売れないだろうが。
 
ところで私がパンを食べたのは出勤途中であり、パンを食べるのは随分久しぶりな気がし、以前は帰りなどによく食べた。出勤ルートの都合から、セブンイレブンは、家を出て結構走ったところにあり、ちょうど半分まで来たあたりだろうか、私の出勤時間はだいたい30分だから、15分くらいの地点である。
 
ところが、パンを購入してエンジンをかけるとなんだかもうすぐにでも会社に着いてしまう気がし、それだと急いで食べなければいけないから残念だな、と思った。だがさらに以前に、お腹が痛くなってこのセブンイレブンに寄ろうとしたときに、しかし、ここへ来たときは少し痛みもおさまったから、次まで我慢しよう、次は橋を渡ってすぐだから、と自分を励ましていたら、思いのほか道は長く、その間に地獄を見た。今回もそうだが、なぜ短いと感じてしまうのか。
 
北海道のほうでは、道を走っていると、看板が立っていて「イオンまで70キロ」とかいうのがざらにあると聞いて、私はその話をきいて、とてもびっくりした。この辺りじゃ、7キロだって随分先だと感じるが、感覚が違うのだろう。しかし北海道の場合は、その70キロの間に目ぼしい店舗は他にはなく、牧草地とか野原とか、そんなのばかりだから、そうやって看板が立てられるのだろう。人間の脳というのはできるだけエネルギーの消費をおさえるために、同じ風景ばかりだと注意を向けないようにすると聞いたことがあるから、そうすると70キロ走っていても7キロを走るくらいの感覚しかないのだろう。そう考えると、私がセブンイレブンから次のコンビニまでの距離が、どうしても短く感じてしまうことにも説明がつく。
 
どちらにしてもパンはすぐに食べ終わってしまうのだが。