意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

A氏が私の短歌を怖がっている

なんにちか前に、私は短歌を書いたが、それを察知したA氏が「こわい」とTwitterに投稿した。それにいまださんが反応して、それがナイスなやり取りに見え、記事に貼ったら良い客引きになるのではと考え、お二人に貼っても良いか依頼した。そうしたらいまださんのほうはすぐに了承してくださり、A氏はまだだったので、夕飯でもこしらえているのだろうと待っていたら、そのうちに
「まだこわいです」
と返事があったので、結局掲載にかんしてよいのか悪いのかわからなかったが、A氏じたいはおそらく私に悪い印象を持っていないから、見切り発車することにして貼った。よほど怖いらしい。

ところで、短歌の記事について、なんかもうそのときは挨拶だとか、「今回はこうでした」とかやるのが特に億劫で、私はもとからそういうのが億劫なタイプで、「ありがとうございます」や「よろしくお願いします」とか極力つかいたくないタイプです。だから、冒頭に「音楽を聞きながら書きました」とだけ書いて、そのとき聴いていた音楽とは実はデレク・ベイリーで、デレク・ベイリーと書いたってほとんどの人は
「はあ」
という感じだろうと思い書かなかったし、私もなんかカッコつけているみたいで遠慮した。そうしたら、私がそもそもデレク・ベイリーというミュージシャンを知ったのは、音楽夜話という雑誌で保坂和志のインタビュー記事で、デレク・ベイリーのことをちょこちょこ言っていたのがきっかけで、音楽夜話という雑誌はA氏のブログの記事で紹介されていて知った。だからA氏の「こわい」は、幽霊とかゾンビのこわさではなく、つながることに対する恐怖なのではないか。

ちなみにデレク・ベイリーというミュージシャンは、少し前にはてなの匿名ダイアリーという記事でも、オススメジャズミュージシャンという記事で勧められていて、私は最近appleミュージックで音楽を聴いているのだが、その記事で紹介されているミュージシャンを順番に聴いている。どれも良いので、私はその記事を気に入っている。だから、A氏の影響は100㌫ではないので、安心してください。

そんな風なので、私はもう一度音楽夜話の保坂和志インタビューの、デレク・ベイリーの箇所が読みたくて、ページをめくるが、なかなか見つからない。ところで、「夜話」てなんて読むんですかね。「よばなし」かと思ったら変換候補に出なくて、「やわ」だと出た。昔「漫画夜話」というのがNHKでやっていて、夏目漱石の孫の人が、漫画にたくさんの付箋をつけて、「ここがどうこう」とかやっている。私が覚えているのは「るきさん」くらいで、それを見て私は「るきさん」を購入した。そのときは、「まんがよばなし」とみんな言っていた気がするが、私の勘違いかもしれない。

デレク・ベイリーの箇所はインタビューの冒頭にあり、そうしたらデレク・ベイリーベケットが好きで、ベケットをいつも持ち歩くくらい好きだったらしい。どうりで私の今回の短歌はベケットぽいと思ったわ、と私は思った。帰ったら「モロイ」を読もうと思うが、読まないかもしれない。