意味をあたえる

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モンスターエナジーの量が多すぎる

私はエナジードリンクの類が好きで、それは私が現在のこのブログを始めた頃に飲み始めたから、もう二年近く飲んでいる。最初はレッドブルばかり飲んでいたからレッドブルが好きだった。私のエナジードリンク好きを自己分析してみると、炭酸が強いが甘すぎないところにあると思う。私は子供の頃から炭酸飲料が好きだったが、成長してくるにつれ、甘い飲み物が好きでなくなってきた。甘いのはいいが、舌や喉に砂糖が残る感じがイヤなのである。だからお茶を飲んだ。しかし炭酸は好きだからたまにはコーラとかを飲んだ。そして後悔した。

私の父は私が子供の頃、
「コーラを飲むと歯が溶ける」
と私を脅した。私の歯は溶けなかったが、よく腹は痛くなった。飲んですぐにちょこまか動くからである。私は昔はすばしこい子だったのである。私は今使った「すばしこい」という形容詞がすごく気に入っていて、ちゃんすがあればいつでも使いたいと思っている。あなたには好きな形容詞とかありますか? 「すばしこい」を気に入ったきっかけは吉田戦車の「伝染るんです」という四コママンガの中で、臨月の女に対し、その配偶者だか赤の他人だかが、
「すばしこい子が生まれるといいですね」
と言い、女はその場では
「ええ、本当に」
と話を合わせ、またさして気にすることなく帰途につくが、夜部屋中を飛び回る乳児の夢を見て目を覚まし、青ざめた顔で
「夢に見た」
とつぶやくのである。乳児が部屋を飛び回る場面ではシュッシュッと線がたくさん引かれてすばしこい様子が表現されていた。私は以来「すばしこい」という言葉がすっかり気に入ったので使うようになった。

ところで「伝染るんです」は単行本で全五冊出ているが、私は四冊しか持っていない。私の「伝染るんです」はある晴れた日に古本屋で購入したものだが、そのときは四巻までがセットでラップにくるまれて売っていたから、勝手に全四巻だと思いこんでいて、ずいぶん経ってから五巻もあることを知り、
「五巻もあるんだ」
と思った。四巻の最後の四コマは、「伝染るんです」ではお馴染みのカワウソとカッパのやり取りであり、ある冬の日、カワウソがカッパの前に姿を現すのだが、そのとき二つあるはずの頭上の耳がひとつになっていた。カッパは心配して、
「(耳)どうしたの!?」
と訊くのだが、カワウソが
「寒さで」
と言ったきり、それ以上答えようとしない。そしてそのまま踵を返して行ってしまう。こらえきれなくなったカッパが、小さくなるカワウソの背中に向かって
「寒さで、なんだよう!」
と叫ぶのである。私はこの小さくなるカワウソの背中が物語の終わりを暗示しているように見え、またひとつになってしまった耳も、もう元通りにならない何かを表しているようで、終わりに相応しい四コマだと思った。今までの登場人物が出てきて挨拶するとか、あとがきとか、そういうのがないのも私好みだった。だから五巻は購入していないが、そのうち買うかもしれない。

話を戻すが、私はエナジードリンクが好きで、最初はレッドブルばかり飲んでいたことはもう述べた。しかし昨年の後半から、たまにはモンスターエナジーを飲むようにもなった。モンスターエナジーレッドブルよりも量が多く、最初はその量の多さに圧倒される場面もあったが、今ではごくごく飲んでいる。しかし、最近気づいたがモンスターエナジーは巻のぎりぎりまで飲料を詰めていて、そのため蓋を開けるたびに飛沫が上がり、私の車が汚れてしまった。内容量を確認すると355mlとあって、私の蓋の開け方がまずいのではないことがわかった。そのため私は最近は慎重に蓋を開けている。メーカーには缶の長さを改善してほしい。