意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

イエモンのライブに行くのだが

前日に友達と集合時間等のやりとりをしていたら、私の友達というのはたいてい返事が遅いため、私は眠くなったから
「風呂はいって寝るわ」
と告げた。実際風呂から出て髪を乾かしたりとか、寝るまでまださんざんスマホはいじるのだがいちいち集合時間等考えるのも面倒だし、返事がこないことにやきもきするくらいだったら寝ちまったほうが楽だった。そうしたら、
「もう寝るの? ジジイだな」
と言われた。まだ10時前だった。

私はムキになって意地でもジジイを通したい気持ちで就寝したので、朝四時半に目が覚めた。結婚した頃は隣の家で飼う鶏が軍鶏なのか特別な種類のやつなの、普通なら
「コケコッコー」
とバカ丸出しで鳴くのに、ここの鶏は
「グルエップ、婦、婦、婦ー」
みたいな鳴き方をするから日曜の朝などすぐに目が覚めてしまい困った。だがすぐに慣れてしまい、軍鶏なんてとっくに死んだと思っていたが、生きていた。今朝も妻に、
「もう慣れた?」
などとのんきなことを言われ、耳を澄ませてようやくおかしな鳴き方をする鶏に気づいた。最初の頃と違うから、世代は交代したのかもしれない。思えば私たちの結婚生活も長い。

それで四時半に私は起き(妻はまだ寝ている)友達に
「じゃあ13時でいっかー」
と、普段からその時間に起きている風なメッセージを送った。しかし今日は暑くなると聞くので、寝不足で熱中症になってはハボい(※私の造語)と思い、もう一度寝ることにした。

そうしたら夢を見て、夢とはHey! Say! JUMPのコンサートに行く夢だった。最近子供がHey! Say! JUMPの番組を見るようになって、私も山田くん、知念くん、八乙女くん、藪くん、有岡、伊能ちゃんくらいはわかるようになってしまった。ファンには申し訳ないがこれらの人名を覚えるなら、ローマ皇帝の一つでもおぼえたい。それで、私は名前のわからないメンバーとコンサートを一緒に見ることになって、席はパイプ椅子だったので、見やすい場所に椅子を動かした。コンサートが始まった。私の前にはたくさんの若い女性ファンがいて、コンサートの演出なのか、ファンの興奮度合いがすごいのか、始まると同時に地面が激しく波打ちだし、前のめりの女たちが、どんどん柵の向こうに転落していった。その席というのが、バルコニーのようなつくりになっていたためである。しかし柵の向こうはプールになっていたから、ファンは血塗れになることなく、コンサートも順調に進行していくのだった。