意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

彼岸島 感想

昨日の記事を書き終わった後に、Twitterで報告する場面で私は、
彼岸島も続きが読みたいと思ったがあれは裸が多くて」
とコメントした。実は昨日の記事は「いぬやしき」と、タイトルだけで書いているうちに彼岸島のことばかりを書くだろうと私はぼんやり予想していたのだが、予想は裏切られた。裏切られた、というか「いぬやしき 感想」なんてタイトルにしてしまったから、いぬやしきとは人気のマンガだから感想と宣言した手前ちゃんと書かないと、怒られるような気がしたから、うまく脱線できず、結果イヤイヤいぬやしきについてどうこう書かなければならなかった。だから今日は彼岸島について書こうと思うが、やはりタイトルを「 感想」としてしまったからイヤイヤ書く。

私は彼岸島を四巻か五巻まで読んだが、やたらと女の裸と失禁シーンが多くて、
「これはどうしたものか」
と、困ってしまった。私がもし、大人だらけの家に住んでいるなら特に困らないが、未成年がふたりもいるから困ってしまった。私は小学三年の次女に、
「これは吸血鬼のたくさん出てくる怖いマンガだから読まないように」
と忠告するのだが、子供は読みたがる。なぜ読みたがるのかというと、「なにかある」と感じ取るからである。なぜ感じ取るのかと言えば、私が遠ざけようとするからである。私は、例えば昨日の記事でふれた「いぬやしき」の一家惨殺シーンなら、特に「見るな」とは言わない。勝手に見て、勝手に後悔すればいい、とすら思う。だから子供からしたら、私の挙動は明らかにおかしいのである。それならば大人の演技力で、「好きにすれば」を装えばいいのだが、「じゃあ好きにする」をやられると困る。それは賭けであった。私は賭けの類が苦手なので、「私の意外な一面」風の演技で乗り切ろうとするのだが、子供からしたらお見通しなのであった。

どうして裸がダメなのか、私としても不思議だが、子供の性の目覚めに親が関わりたくない、という思いがあるのかもしれない。例えば子供が親の性行為を見てしまい、その後の人生になんらかの影響を与えたという話がよくあるが、あれは親からしてもなんらかの影響は受けるだろう。

私はちゃんとした親の性行為は見たことがないが、祖母が夜中に妹相手に「おっぱいダンス」をやっていたが、私が部屋に入ると途端にそれは取りやめになってしまい、それはショックだった。もちろん祖母の乳房が見れなくてショックを受けたわけではない。