意味をあたえる

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意味を喪う、を更新しました。

意味を喪う(7) - 意味を喪う

不定期連載の小説「意味を喪う」を更新しました。私が書いています。敦子とのやりとりはまだ続きます。カズヤという男が登場します。書きそびれましたが、カズヤは高校時代「吉井」というあだ名でした。当時流行っていたTHE YELLOW MONKEYというバンドのボーカルが吉井和哉という名前だったからです。イエモンのファンからはさらに「ロビン」と呼ばれていました。それは吉井和哉のニックネームが「ロビン」だったからです。他のメンバーはそれぞれ、エマ、ヒーセ、アニーと呼ばれていました。エマとアニーは兄弟で、しかし弟の方が「アニー」なのでややこしい、と当時私たちは話していた。ロビンはあまりロビンと呼ばれることはなく、みんな普通に吉井と呼んでいた。ロビンといえばロビンマスクだった。

なぜここにそんなことを書いたのかというと、ここに書かないと多分忘れて二度と書かないからです。カズヤという男が次も出るのかはあやしい。私は先を考えてこの話を書いているわけではないから。私のこの文章は、小説ではないけど、しかし小説に引っ張られる。読んだ人はだんだんと、どうして「意味を喪う」というタイトルなのか、わかってくる仕掛けになっています。私としても現時点でこの「意味をあたえる」よりも面白いことを書く手段が見つからないのです。できることと言えばこちらをやめることくらいですが、しかし、ちょっと長く続けすぎてしまいました。だからあの小説は苦肉の策というか、つなぎなのです。このブログをうまくやめるための、ひとつの実験なのです。