意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

無題のドキュメント

毎月給与明細がメールで送られてきて、私は自分用のアドレスに転送していたが、この度、グーグルドライブに保存しようと思った。ドラキュラではない。ドラキュラなんて突拍子もないが、フリックで打ち間違えると予測変換に出てきてしまうから、機械からしたら突拍子ではない。ドラキュラはドキュメントをかんおけにでも保存するのだろう。私はどこか、磁気だか電波だか、そういうのに保存する。まるで刹那だが、今はそういうのがトレンドで、また確実なのである。

グーグルドラキュラにフォルダーをつくり、そこに「給与」と名付け保存する。なにせスマホでぜんぶの作業を行うから最初はフォルダーに直接放り込むことができず、また、最後までできなかった。私は最初は直下に全コピして、そるからフォルダー内に移動した。途中で休憩時間が終わりそうになり、焦った。トイレに駆け込んで続きをやる方法もあった。しかしあっさり終わった。私の給与が低いから、コンピューターのほうも数字に物足りないようだった。もっとがんばらねば、なんて嘘ぴょーん。

グーグルドラキュラ直下には5つくらい「無題のドキュメント」と2つの「無題のスプレッドシート」があった。スプレッドシートのほうはほんとうに空で、片方には「あたへ」とかわけのわからない文字が並んでいて、私は試しのときはいつもランダムで三文字並べる癖がある。スプレッドシートはそっこーで消した。ドキュメントの方はみんな何かしら書いてあり、なぜタイトルをつけないのかというと、「名前をつけて保存」がなかったからだ。右上にチェックマークがあり、それを押すともうそこで「無題のドキュメント」となってしまう。

「無題のドキュメント」には大抵短歌の下書きが収録されており、下書きというか本番を書いて全体をコピペしてブログに貼り付けており、それが毎月参加させてもらっている「短歌の目」であり、いまださんの短歌の企画(名前忘れた)だったりする。どうしてわざわざドキュメントに下書きしていたかは忘れた。今はもうアプリで直接書いて更新している。短歌以外でひとつだけドキュメントがあって、それは今年の春先に旅行したときの記録だった。記録というか、これもブログの記事の下書きで最初読んだときはこれをコピペして今日の記事にしようかと思ったがとちゅうまで読んだらこれは確かに記事として書いたということを思い出してやめた。別に一度書いたことを再度載せることにためらいはないが、単に特によく書けたとも思えない記事だったから。