意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

書くという発想がなかった

まずは今朝の夢から。突如上司と各都道府県の特産品を集めることになった。南からくるまでまわるのである。鹿児島か熊本かそのあたりで「ルエノ」という黄色い草があるといいこれは煮ても焼いてもどう料理してもうまいという。たまたま祭りの最中で地元の人が焼きたての「ルエノ」をほうりなげるように寄越した。私は「ルエノ」なんて初めてだが上司は知っているようだった。花だか実の部分を食べると銀杏に似た味がしておいしかった。私は起きたらこの「ルエノ」について調べようと思った。夢だから実在しない可能性があった。しかし私はそこでは夢にまみれていたからおそらくあるだろうと思った。問題は起きた後もおぼえていられるかどうかだった。夢と現実の関係は二台のPCに似ている。PCはネットワークにつなぐとがあとはCDだのの外部メディアがあれば別だがそうじゃなきゃデータのやりとりができない。私は昔実際にそういう状況になったことがあって紙に手書きで写してそれを隣のPCに打ち込んだことがあった。もっと頭の良い人というかPCに明るい人ならやり方があったかもしれないがそれは手書きで済むデータ量だったからそういう人でも「手書きでいいよ」と言うかもしれない。


そういえば昔の職場はMOでデータ管理をしていてMOはフロッピーの親玉みたいなやつである。私が初めてそこに勤めたときにに買ってもらったのはMOの外付けドライブだった。その当時ですら友達に「うちはMOだよ」と言っても通じなかったが私の感覚だとCDよりかは信頼性があった。CDはすぐ消えるとかあとコピーに失敗するとかでしょっちゅう捨てているイメージがある。初めてCDを捨てるときは随分躊躇した。それまでは音楽CDしか持ってなくて捨てるという発想はなかった。たまに傷が付いて聴けなくなっても棚の中には入れたままにしていた。実際何ゴミになるのかわからなかったからである。カセットテープはプラスチックだからプラスチックゴミで捨てればいいと簡単にわかった。カセットは幼い弟とかがテープをびろーっとしてしまうから簡単にゴミになった。CDは外見が損なわれることは滅多になく噂で誰それがCDを割ったみたいなことを聞いたときには「力持ちだな」と思った。その人は素手で鳩を捕まえられ筋肉質でオリンピックみたいな外見だった。しかし性格は悪くえばりんぼだったから私は好きではなかった。彼の家は三階建てで国道が線路と交差する近くにあって国道が立体交差するためにせり上がりちょうどその影にあった。電車に乗ると下り方向だとよく見え見ると彼の家は箱型で屋上があり屋上に行くための梯子がついていて私は「梯子だ」と思った。


彼は中学までいっしょだったが卒業後は特待生で私立へ行くことになりそのことは母から教えてもらったが母からはそのことは絶対に他言しないよう注意された。理由はよくわからなかった。それよりも私が彼を嫌っていても母は彼の母とはそれなりに話をする仲らしくそういうのが奇妙だった。

起きてから「ルエノ」について調べたがとうぜんそんなのはなかった。「うえの」だったかもしれないしそもそも夢で聞いたのは全然違う単語だったかもしれない。上司とはその後名古屋で会い私は上司が運転するワゴン車の後部座席を倒して寝ていて起きたところだった。上司が車を運転するのを見るのは初めてだった。いつも電車でくるからである。上司は今日中に全国をまわると言い私は無茶だと思った。