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A LIFE最終回、ルパン感想

初めのほうは面白がって見ていたが徐々に浅野の勢いが失速してきて話を追うのも億劫になり見るのを止していた。というか私の場合テレビ番組を見るためにはその番組を見ている家族の予定に合わさなければいけないからうまくいかないとぜんぜん見れなくなってしまうのである。とは言うものの私はテレビドラマであれば一話二話飛ばしたところであまり苦にしないのだが。子供の頃漫画だとどうしても○巻が手に入らないとか上下巻の下巻だけが家にあるとかいうパターンが頻繁にとまではいかなくてもあった。後者はちばてつやの「みそっかす」でみそっかすは最初お父さんが嫌な人だったが後から良い人になるのでむしろ下巻から読んで良かったと思う。


A LIFEは妻も放置していたが昨夜見たので私も見たが浅野の失速と竹内のカマトトにも飽きてきたので退屈だったがそれを補うように今度はミッチーの不憫さが目に付くようになった。最終話では浅野を告発し病院から追い出し自分も責任の一端はあるからと辞意をかためそれなりに格好つけるが浅野はその後キムタクに連れ戻されミッチーは最後まで放置された。犬死にである。思えばミッチーはドラマの終始で空回りしていた。取り巻きの松山にはみくびられ恩師は浅野の欲望の犠牲となりミーティングで治療方針を提案すれば頭から否定される。一応浅野の腹心ではあるが突然どこそこの外科部長をやれとかほとんど使い走りの扱いである。一応手術の腕は確からしいがばっちり手術着を決めて手術室に入っても最後まで全員に蒸しされるというむごい回もあった。頭は切れるようだがそれがかえって滑稽に見えてしまう。


金曜日にルパン三世のテレビスペシャルが放送されそれを見たがひどかった。私は見る気は全くなかったがその日は休みで朝から子供とレゴブロックだの風船バレーだのやってへとへとだったからアニメでも見せて注意をそらそうとしたのである。ただ退屈なストーリーならまだいいが変なところでやれ王党派がどうとか詩編がどうとか言うからいちいち子供に質問されるからなおさら恨めしい二時間ストーリーだった。私は別にルパンは嫌いじゃないし子供の頃年末にルパンの過去の映画が一挙放送されたときはほくほくしたものだったが昨日見たものは思わずこちらが恥ずかしくなるような台詞回しだのが何回かあって辛かった。私はやはり瀕死のルパンを銭形が助けながらそのまま見逃すシーンがどうしても納得いかない。その後現地の警察を引き連れて「ルパーン!」と追い回すがそういう無駄にかかる人件費のことを思うとどうして銭形でなければいけないのかという理由が見つからない。それはルパン・銭形の関係だからと言えば済む話なのだが私はもうそういうのに我慢がならないのである。