意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

20日には夏祭りがあります2

記憶力がほんとうにおとろえたかは自分では判断がつかないが私は昔から暗記科目が苦手で漢字テストはいつも居残りをさせられていた。しかし大人になっていくつかの資格試験だのを受けたときには特に苦もなく合格点をとれたから私の暗記力は人並みであり暗記科目は正確には苦手ではなく単に嫌いだっただけと分析する。私の子供なぞは10歳を目前にして暗記を苦にする様子もなくこの前のテストでは98点をとってきた。100点にならなかったのは私のせいで前日に正しいか見てくれと言われたときに「大腸」の腸が陽になっていたのを見落としてそれにバツをくらったのてある。なので私は漢字が苦手で子供のころは20点とかしかとれなかったことと6年のときに担任が席を外した隙に同室の落ちこぼれたちをそそのかして居残りから脱走したら校門を出て最初の門で担任に見つかり怒鳴られるのかと思ったらどういうわけか優しく「おーい」なんて言ってきてこの担任は黄色いポロシャツの似合う女でショートカットでミュージカルでいうと「サウンドオブミュージック」の主役を張れそうな朗らかな女だからそんな女に「おーい」なんて呼びかけられたら何か楽しいことがあるのかと思ってしまう。事実その少し前には中にはで飼われている鴨が卵をうんでそれがかえりヒヨコたちが親のあとをついて側溝をよちよい歩いたりして私たち6年は最上級生で教室は3階にあってその様子をベランダに出て上から眺めていた。そのヒヨコの新しいエピソードではないかと期待して校門まで戻ったらみるみる担任の顔が変わって怒られた。そんな話をこのブログに何度か書いたし私の子供は私のせいで漢字テストの満点を取り損ねたので勘弁してほしいという気持ちでこの話をしたら笑われた。笑いの中に戻った私たちが愚かだとニュアンスが含まれていた。私はだまし討ちをした担任を許すまじと長い間思っていたがだまされる私たちが愚かだったのだ。しかしやはりあのまま無視して帰るとやはり次の日がもっと怖くなる可能性があってやはりあのとき私たちはどこかで怒られることがわかっていて案の定こっぴどく叱られて心のどこかでは安心したのではないか。怒られて済むとか済まないとかいう物言いがあるが怒られるというのはもうその瞬間は許されているということである。そのときは冗談じゃないと思うが。例外もあるが。


逆に決して許してはならないと思ったら簡単に怒ってはいけない。