意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

納豆が扇風機の風にあおられたとき

朝から妻子が義母を伴って出かけるという。千葉方面である。私はずっと前に千葉は2回くらい泊まったことがあり一度は廊下が吹きっさらしのアパートみたいなホテルだった。ホテルというのは幅がありすぎて行くまではどんなところなのかわからないが一方民宿というのはどこへ行ってもだいたい同じだ。ペンションはわからないがいつも殺人事件などが起きるイメージだ。「さまよう刃」だっけ? あれは復讐の話でTwitterで誰かが絶賛していてそれは「目には目を歯には歯を」だからだと言っていて現行の法律もそうなってほしいと言っていてしかしやはり私はそうは思わなかった。それはやはり理想論だと思う。もっとコストの低いやり方人の生き死ににコストだなんてと思われそうだが死のバリエーションが殺人に限ったって多すぎるのである。


というわけで朝から家の中はばたばたしていて私に気を遣うのかでかけるのは私と同時が私よりもあとにしたいらしくおかげで歯磨きのタイミングが重なって鬱陶しい。弁当をつくるといに使った皿が片っ端から洗われていく。私はそのとき朝食の納豆をかきまぜていて傍らでは扇風機が「強」で勢いよく回っていて納豆の内側のフィルムが風にとばされそうなので慌てて押さえた。このままでは満足にかき混ぜられないし食べられないので私はフィルムの納豆に触れていたぶぶんは納豆のねばねばが移っていることを利用し蓋の裏側にぺたっと貼り付けた。以降端が風に煽られべらべら音を立てるが全体が飛ばされることはなくなった。たれや辛子の袋もフィルムのベタベタにくっつけて万事うまくいった。これはライフハックではないかと思った。