意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

12月くらいには何度になるのだろうか

あちーあちー言いながら仕事をしていた。暑かったのである。冷房を入れようかと思ったが同僚は暑がりだが冷房が苦手だと前話していたからよした。夏は頭にタオルを巻いていた。席は冷房のいちばんそばだが平気だったのだろうか。私の前の職場の私の席はとにかくエアコンの風がいちばんあたる場所で夏でもずっとパーカーを羽織っていた。寒かったのである。それを見たそれほどエアコンの効きが良くない席の人が
「ボクもパーカー着ようっと」
と言ったので社長がお前は何言ってんだとキレた。若い社長だった。私よりも若い。あまり家に帰らなかったが家は会社の向かいのマンションだったから帰らなくても同じだった。会社の設立祝いにもらった花を処分したいと言われ役所に電話して廃棄業者を紹介してもらって電話をして来てもらったことがある。私はそういうのがよくわからなくて最初建物の裏にあるファミマに行ってゴミ袋を買った際に店員にさりげなく訊いたら役所に電話するといいと教えてくれた。大変親切な店員だった。パートである。それで花を処分することになって花というか観葉植物だがすでに枯れていて贈り主の札を見るとその会社に入る前に私を面接で落とした会社だった。とにかくそれを4階のオフィスから下に運んだ多少は枝などを切ったかもしれない。そうしたら社長が
「布団を処分したい」
と言い出し向かいの自分のマンションに行って羽毛布団を抱えてきた。奇しくも社長の自宅も4階でありベランダ同士に板を渡したら便利だろうと思ったが下ろすのは同じだった。私は(俺が呼んだ業者なんだけどな)と複雑な心境になった。