意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

指先いたい

右手の人差し指の爪の根元がぱっくり割れてしまい痛い 凝視するとクレバスのようだ 裂けるのは結果としてこれが再びくっつく日が訪れるようにはみえない しかし春が来てなんだかんだ元通りになるのだろう 最近日が延びてきた 年末頃朝車を運転していてレイザービームのように目を射抜いていた光がまた復活してきた 朝とは子供を駅に送る朝で6時半くらいだ それから帰ってご飯を食べながら「シャキーン」と「はなかっぱ」を見て洗濯物を干してから家を出る シャキーンは水曜にクイズのコーナーがあって金曜に答え合わせをする ここのところ謎々みたいなのばかりで退屈だったが今週のは骨があった 少し時間をかけなければ解けない類の問題だった 時間がないから解かなかった


子供の頃の部屋は物置を兼ねた北側の部屋でしかしいちばん東にあったから朝日が差し込んだ 扉からまっすぐ廊下が延びていたので茶色い板の壁が金色に輝いて私はそのときとても幸福な気持ちになった