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職場

中途採用社員が決して口にしてはいけない、たったひとつの「言葉」とは何か? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

コメントでは批判的なものが多かったが私自身の経験をかえりみると同意するぶぶんが多くあった 若いときには「年上の後輩」というのがいてよく「前の職場では」みたいなことを言われた しかしよくよく思い出すとそんなに言っていなかった気がする 単にその人が気に入らなかっただけの話かもしれない プライドが高く一方私は当時の職場に何故か劣等感を抱いていてそこをつけ込まれた 私も「以前の経験を教えてください」と言い過ぎたのかもしれない 私は彼女の仕事を頼まれた順にしかこなさない柔軟さのなさが嫌だった 頼んだ仕事が山積みの書類の下の方にいっていていつもヤキモキした 私は彼女の席の正面の席だった よっぽどぶんどってやろうかと思ったがそうすると彼女のプライドを傷つけてもっと厄介になることは目に見えていた


しかし今思えば私は彼女の同僚だったからまだ気楽だった 頼んだ仕事のやり方が気にくわなければ頼まなければいいだけの話だった 私はだんだん彼女に雑魚い仕事ばがりを任せるようになった それでも私のキャパにはまだまだ余裕があった キャパに余裕がなくなって自分でやったほうが早いなんて言えなくなったのはここ数年の話だ しかし当時の上司にしてみたらそれどころじゃなかっただろう 彼女が入る前にとてつもなく鈍臭い男がいて私と主任は彼にも随分手を焼いたが彼女がやってきて早い時点で「鈍臭いほうがまだマシだった」とボヤき始めて私は「マジかよ」と思った 彼は軍手もまともに買えない男で彼のせいで私だけ事務所の周りの草むしりに参加できなかったことがある 彼女の仕事ぶりはそれよりも良かった しかしそれも立場の違いだろう ミスを注意したときにいちいち言い返してきて毎回喧嘩に発展するから主任は消耗していたのだろう 私は面倒だからいつも「失礼しました」とか「ごめん」とか言ってやり過ごし二度と振るもんかと思っていた