意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

同じ名字

同じ名字の人が「トイレを貸してください」と言ってきたので
「そのドアの向こうを右に折れたところですよ」
と教えてあげた そのドアはとても分厚く重いので一切の音を遮断した 同じ名字の人は大きな乗り物に乗ってきたから多少ドアが重くても平気だろうと思った 気がつくとエンジンを入れ帰ってしまった 私の名字はへんのところを大きめに書くとまとまりが良くなったが何にせよ画数が多い


少し前にオギワラさんというのと仕事をしたが何かのようでオギワラさんと書かなければならなくなったがカタカナで書くわけにいかないから漢字で書こうとしたらまったく字が出てこなくて難儀した 女性のスタッフに代わりに書いてほしいと頼んだら「かわいい」と言われてしまった 字が書けないところが子供を彷彿させるからだろう 残りの人生で名前住所以外の文字なんて千も書かないんじゃないかと思う


そういえば会社内にも最近同じ名字の人が入って今日間違って私の方にメールがきたから転送したらインディアンみたいな口調でお礼を言ってよこした