意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

音楽の下地

この前ひさしぶりにCDで音楽を聞いたんだけどCDの中心の穴をデッキのでっぱりに差し込む動作に懐かしさをおぼえた ぼこってかんじではまるのが気持ちよかった ストリーミングで聞くよりもずっと自発的に聞いている気がする 音楽には音のないぶぶんも含まれるということを悟った ビルエバンスのワルツフォーデビーを聞いたあとにシーンとなってそれも音楽だということにようやく気づいた それは無音も音楽という意味ではなく音楽を聞いた後の耳は引き続き音を探していてその際ノイズのような音が物理的に鳴る それが心地よいのである


私は音楽プレイヤーの「キュー」という機能が最初理解できなくてどうして先々に聴く音楽を決めなければならないのか理解できなかったが音楽を好きな人の多くは音楽が途切れることを良しとしないようである 私はすぐ気が変わる性格なのでキューにセットしてもすぐに別の音楽を割り込みそれが終わると元のキューに戻るがそのときに下地が露出したような気持ちになる