意味をあたえる

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へっちゃら

娘が「学校へ行きたくない」と言った理由 - バンビのあくび

ブログでは何度も書いたが私は小学生のときにイジメを受けていた 引用元のえこさんは子供のイジメについて「夫の協力を得られなかった」と書いている それで私は私がいじめられていた当時父がこっそり私が下校する様子を車で後をついてうかがっていたことを大人になって母に聞かされた 私はそれに衝撃をうけた 父が仕事人間だったことは私は子供の頃から知っていた 私のいじめに無関心だったわけではないが「やり返せ」とか「校長に言って学校をやめて来い」という私に変化を求めるアドバイスが父の場合でそこには私に対する叱責もあると私は受け止めていた そして担任に相談したりとか具体的な行動をとるのは母の役割だった そう思っていたから父が車であとをついてきたという話には驚いた しかしあとをつけてどうだったかについては母は教えてくれなかった 忘れてしまったのかもしれない


私は父のケンカのアドバイスでいじめる側にケンカを仕掛けうまく行ったりいかなかったりしながら距離をとる術をおぼえ最終的に学年が終わってクラス替えでいよいよ関わりがなくなってイジメは終わった 


ところで父のアドバイスで「校長に言って学校をやめさせてもらえ」というのがあったが別の学校でそれを行った生徒がいたことを後から知った 当時は割とポピュラーな手法だったのだろうか とにかく噂として耳にし私は「やらなくて良かった」と胸をなで下ろしたがそういうところで蒸し返されてしまうのが残酷だ。イジメから学べることのひとつはイジメる側はこちらのリアクションを楽しむからこちらはけろりとしていればダメージをおさえられるということだ だからその人も「昔校長に学校辞めるって言ったんでしょ?」と蒸し返されても「そんなことあったねー」みたいな反応をするに違いない しかし心の中は穏やかではないはずである


あるいは誰でも成長の中でそういう手法を身につけるのかもしれない とにかく普段の生活でへっちゃらを装わなければならない場面は今でもたくさんある