意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

みんな機嫌が悪い

職場の人で機嫌の悪い人が多い1日だった。私に起因するものもそうでないものもあった。会議で私がしゃべった後に部長が
「この会議の目的がよく見えなくて、、、意味あるんですかね?」
と言い出して得意げに喋った私が最後の起爆スイッチを押したみたいで気まずくなった。もちろん得意げにしゃべったのは私だけではない。部長は羊の皮かぶっているつもりの狼なのである。結局自分の進めたいようにしか進められない。責任はとるしそれが管理職ですよって感じだからいいのだろう。しかし誰もついてこれないのである。管理職とは誰がいちばんうまく羊の皮をかぶれるか大賞なのである。


機嫌の悪いことが不思議と幸せそうに見える人がいる。多くの無茶ぶりをされ、疲労困憊なのだがどこか生き生きとしている。頼られMAXの状態が心地いいのだろう。大事なことを任され、小事は無視できるのである。病人のクラスメートがおかずをすっ飛ばしてデザートを優先的にゲットできるのに似ている。もちろん私だって忙しいと得意になってしまう。そんなときでも大きめな舌打ちをしたり、わざと大声で「どうなっちゃうんだよー」と言いながら伸びをしてはいけないと言い聞かせている。だからこそ少し前までそういう人にわざと無理難題をふっかけもしたが、私も大人になってすっと身を隠すようにしているのである。


そういえばこの人の口癖は「MAX」である。絶対と同じ種類の、願望をあらわす言葉である。