意味をあたえる

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スマホでゲーム

定期的にスマホでゲームをするが数日で飽きる。思えば初めてスマホを使い出したときは周りで使う人もそんなにいなくてジャイロ機能を使って画面の中の玉をうまく傾けながら落ちないようにするような単純なゲームがもてはやされた。「スマホって何?」という人に紹介するのにちょうど良かったのである。だけれどもそういうゲームはすぐに飽きてしまうのでそれ以降は別にスマホでなくてもできるゲームばかりやっている。そういえばポケモンGOドラクエもすぐにすぐにやらなくなってしまった。


それでもYouTubeとか見てると宣伝が流れてやりたくなってダウンロードする。そういうのの最初はにゃんこ大戦争で当時まだ小さかった子供とじっとしたまま時間がつぶせてかつ退屈でないのを探してたどり着いた。そこで初めて昔のテレビゲームと違って無制限に遊べるわけではないことと、もうちょっと遊びたいと思うタイミングで課金が出てくることを知った。私はゲーセンよりも断然家でゲームすることの方が多かったから、課金という形で小銭を失うのに抵抗があった。しかし家庭用ゲームは私がいちばん購入していたころは普通に1万もしたのだからちょっとくらいの課金をしぶるのはおかしいのである。そういい聞かせて、もっとゲームがしたいというときは課金するようになった。私はもう大人だし、昔のように無尽蔵に時間があるわけではないから、もっと時間をお金で買ってもいいのである。


しかし課金をしても割合すぐに冷めてしまうのである。単純なゲームは飽きるしそうでないのは複雑すぎてついていけない。最初だけ我慢すれば慣れてくるのはわかっていてもどうしてもその気になれない。装備とかボーナスとかレアアイテムとかとにかく忙しいのだ。昔フロントミッションというゲームをしたときに装備の組み合わせが多すぎていつまでも出撃できないという状態になったが、それと同じなのである。当時中学だった私は仕方なく攻略本を買いに本屋に行ったら同級生がいて、彼は私が持っている攻略本を見て
「俺はもうクリアしたぜ」
と自慢をしてきた。彼はバレー部所属で河合俊一を尊敬しているくせにいつのまにクリアしたのか。私は悔しいような恥ずかしいような、何のためにゲームをしているのかよくわからなくなってしまい、結局クリアすることはできなかった。
 

その本屋は今は葬祭場となっている。