意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

見送られる

昨日の夜に会社のそばの住まいまで帰ってきたが途中まで子供と一緒だった。習い事の関係で同じ電車に乗った。Suicaが空だというから500円チャージしてあげた。3駅が4駅で降りたがその際私を見送ってくれた。時間がぎりぎりだから早くいけよと思ったが私もぽんやりとその様子を見てしまった。10年近く前にも見送ってもらったことがある。子供がまだ幼稚園児で私は土曜の仕事に出るときに表まで出てきてくれた。道路に出たら危ないと思いながらミラーを見続けた。その頃は車で通勤していた。私の方が事故を起こしてしまいそうであった。日々は同じことを繰り返しているが少しずつ何かから遠ざかっている。記憶はまぼろしと言うけれど常に未来ばかり見て生きるわけにはいかないのである。翌日仕事にきたらイライラした。小賢しいことばかり言う人がいるからである。私が過去に言ったことを持ち出して矛盾してないかと迫るのである。過去は幻だから、と言い張りたいが向こうも必死なのである。


間違えるのがわかっているなら先に教えてほしいという考え方とその人自身が失敗しないと経験にならないから教えてはいけないという考え方があって相反しているがどっちがどうという話ではない。そういえば昨日たまたまインベスターZを読んでいたら部長がやたらと「あとは自分で考えろ」と言っていて格好いいなと思った。日常でまったく使わない言葉ではないけれどだいたいは漫画のように格好良くおさまらず後から「違うって」みたいな突っ込みを入れてしまう。