意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

少し早く帰った

妻が不在で子供を習い事に送らなければならなくなったので1時間早く帰った 帰りますよと言っているのに同僚が最近車をぶつけて右後方からスライドドアにかけてえぐってしまったらしくそんな話をした 事故の詳細は聞かなかったが手のひらを机について右手側から手前に向かって雑巾をかけるような仕草をしたからバックでぶつけたんだと判断した じぶんちの門柱だかにぶつけたらしい ひとんちとかましてや人を巻き込まなくて良かったですねと言ったら「そりゃそうですが」と言われた まだ心の整理がついていないらしい 私もひと月くらい前にぶつけたがそのときはお湯をかけて直した お湯で直したと言うとがっかりした風であった 20万かかったとかそういうのが聞きたかったらしい 保険を使えるが等級が下がって保険料があがるから修理費を分割払いしているのと同じだった 私もぶつけたときにそんな話を聞いたがじゃあ何のための保険なんだと言いたくなった カーコンビニ倶楽部で見積もりをとると言ったが私はそれすら面倒でいっそのこと免許を返納したい気持ちになった あるいは江戸時代とかそういうときに生まれれば生活範囲は歩いて行けるところだから川向こうの会社に勤める必要もない どこかの商店で小僧をやって小僧とは正月くらいしか小遣いをもらえないというからお金を何に使うべきか悩まなくて済むから楽だろう 道路も舗装されてなくて夏も涼しいかもしれない しかし私はお湯をかけてバンパーをやっこくして内側から力を込めておしたら凹みが直ったからもう江戸時代とか考えなくて済んだ