意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

歯医者のファンタジー

一昨日私は歯医者へ行った。それは治療ではなく検診とクリーニングだったから、それほど憂鬱ではなかったが憂鬱だった。下の歯はすでに終えているから、上の歯がやっかむと思って仕方なしに行った。あと、前回保険証を忘れたからそれを出さないと事務の人が…

「朝がきた」のリアリティ

この前録画した「朝がきた」というNHKのドラマを見ていたら、それはちょうど幕末から明治にかけての大阪を舞台にしていて、主人公は両替屋につとめていて、明治維新となっておおさわぎとなる。私はそれを見て昔見た「赤毛のアン」でアンのおじいさんが銀行が…

石原さとみと責任論

時間帯とかはわからないが、家に帰ったら家族が石原さとみのドラマを録画したやつを見ていたので私も見た。ご飯どきだったので見ざるを得なかったのである。そうしたら石原さとみは英会話スクールの講師をやっていて、そこら中で男女がキスしたりいちゃつい…

私は人にブログを書くことはすすめない

最近になって、 「毎日更新してすごい」 という評価をいただけるようになり、また、私自身もそのすごさを理解しているつもりだが、逆に言えば、毎日書くので精一杯、という状態である。収益を上げているブログを見ると、例えば検索順位とか、そういうのに対…

ヒノキ

山奥の神社に下見に行ってきた。来週末にも行く予定だが、夫婦共に休みですることもないので行くことになった。道中は娘の進路などについて話していたが、山道にさしかかると夫の方が一気に不機嫌になった。彼は乗り物に酔いやすく、それは自分が運転してい…

終わりと始まり

それでそのあとやっと目当ての「てぶくろ・ろくぶて展」を見ることができ、先に私は「立体の方が面白い」と宣言したとおり、二つか三つの手袋を焼きごてでくっつけたようなオブジェの周りを、犬みたいに執拗に何周も何周もした。それは例えばある角度から見…

足がかり

昨日東京都と埼玉県の美術館に行った。最初友達が私の家まで迎えにきてくれて、私は 「9時半」 と時間を指定したが、実際にやってきたのは10時を過ぎてからだった。いつも時間にルーズな人だったので、私もいつものことだと気にしなかった。しかし彼がやって…

ファンキー教頭

昨日中学校の合唱なんちゃらがあったので行ってきた。歩いていった。歩道が車道よりも一段高く、側溝の蓋は不揃いで足をのせるとごとごとと音を立てた。昔この通りを歩いていたら、途中で雪が降ってきて来た道を引き返したことがある。平日だった。見慣れた…

わたしのランダム

文章の自動生成に興味がある。今まで書いたものを全部ぶち込んでランダムででてくる文章はどういったものなのか、という興味である。しかしプログラム等書けないので、そこで私は、そういえばこのブログは一年以上途切れずに続いているものだから、日付をラ…

タイトル

本文:昨晩「ふくらんでいる」で書いた続きにもなるが、ここで私がただ「ふくらんでいる」と書いても知らない人もいるだろうから、そういう人には私が架空のブログの話をしていると思うのかもしれない。私はもう一年以上このfktackという活動をしているが、私…

情報vs教養

下の子供と平日は朝ご飯をともにするが、ついに 「ニュースが見たい」 と言われてしまった。目玉焼きを焼いてテレビをつけるとたまたまフジテレビがやっていて、おそらく昨晩最後にテレビを見ていたのは妻だから、妻はフジテレビを見ていた。それでたまたま…

業務の効率化は自分の首を絞めるだけ

少し前に会社の偉い人がやってきて私たちの仕事ぶりを見に来ていて、その人はそこまで偉い人ではない、という風情でやってきたので、こちらも夕涼みするような具合でいつも通りやっていた。それで率直な意見を聞かせてくださいね的に、色々やっていることに…

電車がとまった/風立ちぬ

昨日は仕事で都内へ行き、とても都内とは思えないほど低い建物のあいだを歩いたが、電柱を見ると確かに23区内だった。とても背の低いガード下をくぐった。注意を促す表示には「1.7メートル」とあった。私の背はジャスト170センチだと認識していたが、逆立て…

ネタバレという言葉を使いたくない

昨晩家に帰るとひとりだったので、正確に言うと義父がやはりひとりで缶ビールを飲んでいたが、二階に上がればそこまで義父はこないから、私はひとりになれた。私は適当に会話を聞き流し、そうしたら郵便局の不在票が着ているというので、携帯からは料金が発…

私と妻

朝からリンゴ狩りに行くと言うが、私は仕事なのでパスした。というより、最初からパスするものとして組み込まれた。それで、私が昨晩夕ご飯を食べながら 「何時に出るの?」 と訊ねると 「遊びだから、仕事に行く人よりも後」 という謎ルールが適用された。…

限界をこえて残業した人のイメージ

少し前に「私は1ヶ月で○○時間残業しました」という記事を立て続けに見かけ、しかもそれは一ページにおさまっていたから、異様な感じがした。私はそれらのどれについても中身を見ずに済んだ。大変わかりやすいタイトルだったからである。結局これらは、「昨…

エイモス・チュツオーラ「薬草まじない」

先週くらいに友人の結婚式に行き、その帰りにエイモス・チュツオーラ「薬草まじない」を買った。結婚式場はかなり勾配のある坂を下ったところにあった。なので帰りが大変だった。帰りが登りだったからである。私たちをなぐさめるように途中に神社があり、都…

森泉

昨晩ナミミを塾に迎えにいき、塾には駐車場がないから私は8時半すぎには家を出たいと思っていて、だから私は早めにランニングを切り上げた。一週間ぶりのランニングだったので、股の筋肉がかたくなり、これ以上走ると筋肉痛になりそうだからちょうど良かった…

保坂和志「遠い触覚」

読んでいったら山下澄人の舞台について触れられている箇所があり、私は山下澄人のファンなのだが小説は読んでいるが舞台は未観であった。だから私はファンを名乗ることにある種の後ろめたさを感じ、なぜそうなのかと言えば、誰に言われたわけでもないが、フ…

日常がシュールで困る

昨日保坂和志「遠い触覚」を読んでいて、そうしたら山下澄人の舞台を見たときのことが記されていて、タイトルは「インランド・エンパイアについて」だったので、やはり山下の舞台はリンチそっくり、みたいな話になっていて、こうやって書くと予定調和っぽい…

死までの距離/終われる夢

昨晩子供とお風呂に入っていたら、湯船が思っていたよりもぬるく、私は追い炊きをした。前の人はこんなにぬるくて、さては湯船につからなかったに違いないと、私は思った。湯船で誰かに思いを馳せるなんて、短歌か詩のようである。私は上の子供の時もそうだ…

カレーが辛い

さっきお昼なのでカレーのカップラーメンを食べたら思いの外辛くて腹が立った。鼻の下に汗を大粒の汗をかいてしまった。おでこにもかいた。キャベツも辛い。そして、昔XジャパンのYOSHIKIが、ライブ前に食べたカレーが辛かったことに腹を立て、ライブを中止…

去年の記事

A氏が一年以上前の私の記事に星をつけ、それが私にも知らされ、最初はもっと最近のものなのかと思っていたが違った。私は気になったから読み返したのである。初期のあまり読まれていないものだったから、もっと違った風なのかと思ったら、案外今の雰囲気と変…

偉い人

本社から偉い人がくるというので飯でも食いにいこうという話になって、私の上司が言うにはそこまで偉くない人だから別に来れなきゃ来なくてもいいよ、みたいなノリで、しかしだからと言ってその日にいきなり言い出すのはいかがなものか。私は平だから、誰だ…

短歌にちょうせん(10月号)

1. 上様上様のかくしたエロ本天守閣南蛮渡来「夜のカステラ」 2.まれまれ終わり、次に始まる「朝がきた」 自分としては「0655」 3.ピアノメゾピアノ フォルテシモまで連れてって デクレシェンドは女の生き様 4.星座流れ星座薬に乗ってやってきた。地球の肛門…

影がのびる

三連休だった。そして今日が最終日でした。朝起きたら冬のように寒く、私は 「冬のようだな」 と思った。家にいると寒く子供が 「送ってくれ」 と言うので車で送ったら、そのあいだは暖房をつけられるので寒くはなかった。ちょうど良かった。まだ10月なのに…

タイル(2)

以前も「タイル」というタイトルで記事を書いた気がするので、タイトルがかぶることはシステムからしたらどってことないだろうが、私はアレなので、先回りしてお尻に「(2)」とつけた。だからこの記事は何かの続きで書き始めたわけではないが、タイトルを見…

ウラジーナホ文学

朝から電車に乗っている。友人の結婚式へ行くためだ。石段が高い。一段とばしで上がったら、上半身がぼわっとしてくる。晴れている。特急に乗るためにホームへ降りたら、人が多い。人の標本のようだ。学生が少ない。少子高齢化でだいぶ減った。日曜だからだ…

字数

昨日他の人のブログを読んでいたら、 「今日は5000字書いた」 と妙に強調するのがあって、私はふと、それならば小島信夫「寓話」ならば、何字になのか気になって仕方なくなってしまい、最初インターネットが普及しているからそれで調べたら、さすがに字数ま…

テンション高いのが嫌だ

最近他の人のブログを読んでいて、これはちょっとやだなー、と思うことがあって理由を考えてみると、どうやらテンションの高さにあることに気づいた。私はそもそもブログに限らず、実生活でもテンションの高い人が好きではなく、例えば遠足の前日の子供とか…