動画にキングカズの動画があってたしかに傲慢なプレーが目立つ。しかし落ち目の頃の場面ばかり取り上げるのはアンフェアだと思う。私が見たのは先日のチュニジア戦だからまた違うのかもしれないがカズもその他も焦れったい。その焦れったさが思い出深い。私が少し前に「チュニジア戦だから」と書いたのはそう書かないとサッカーに詳しい人が「ブラジル戦はあんな風にパスはつながらないよ」とかケチをつけてくるからである。だからサッカーの話はしたくない。サッカーというスポーツは不思議と博士がたくさんいる。サッカーはどんどん進歩するからたくさん勉強した人が偉くなる。偉くなると傲慢な人もいくらかは出てくる。そういう人がカズのプレイが気にくわないと分析する。
カズが日本代表を外れたときの会見は今でもおぼえている。岡田監督が3人外れると言いながら「カズ、三浦カズ、北澤、市川」と言ったので「4人じゃん!」と突っ込んだ。岡田監督はそういうお茶目なところがあったのである。映像は残るけど空気や雰囲気は残らない。確かに三浦カズはイマイチだけど外しちゃって大丈夫? みたいな感じった気がするけどもうわからない。下手なこと書けばサッカー博士が黙っていないからである。
比べてみると野球の方がずっと閉鎖的で気楽だ。私は野球はほとんど見ないがそのことを咎める人はいない。あるチームのことを訊ねるだけで会話は成り立つ。あるチームとは巨人でも阪神でもよい。巨人阪神は未来永劫存在する。もちろん近鉄のように消滅するかもしれないが、仮に「今年の近鉄はどうですか?」と訊いても(この人はユニークな人だな)と思われるくらいである。私は野球好きの上司に「今年はペナントありますか?」とよく訊ねる。梅雨になったら交流戦の話をして冬になったらキャンプの話をすればいいのだ。