物置を片づけると義母が言ったので中身を運び出した。義母は耳が遠いので私はとくに意見せず言われたとおりに物を運んだ。バドミントンのラケットとかバーベキュー用の鉄板とかビーチパラソルの根元とかひとつの家族の記憶がおさめられている。義父は去年の春に死んだ。物置のほとんどは薪だが義父以外は焚き火をしない。私も薪に火をつけることはできるが今はそういうのは問題になりそうだからしない。子供の頃はした。私の家には庭があってその先には畑もあったから燃やす物に苦労はしなかった。枯れ木だのはいくらでもあった。生ゴミも庭に捨てた。その根元にはカブトムシの幼虫がいた。いや、私の家にはカブトムシはいなかった。クワガタなのかカナブンなのかその他なのか、カブトムシに比べたらだいぶ貧相だった。それでもカブトムシの可能性も捨てきれない気がした。私の両親が年をとるとスイカの皮なども庭に捨てた。そうするとカブトムシがやってきた。カブトムシがいると孫が喜んだ。孫とは私の子供である。私の子供時代はカブトムシなんてそんなにお目にかからなかったのに時代は変わったと思った。そういえば私の子供の頃には祖父母の家にはカブトムシがやってきてつかまえといてくれた。カブトムシは梨の実にへばりついていた。祖父母の家には梨畑があった。低い木なので小学高学年になるとかがなければならなかった。柿の木もあって大きく曲がっていたのでとても登りやすかった。私は木登りが好きだった。
話を戻すと物置を片づけていたら妻がやってきてその他の物も片づけ始めたので私は手が空いたが家の中に入っていいのかわからなかったのでその場にいた。その場にいるととても寒かったので縄跳びをした。縄跳びをしたら自分の腕の重さにびっくりした。肩の筋肉が弱っているのだ。縄跳びをしたらいくらか体が温まった。今朝も寒かったがそのときほどではなかった。やはり日差しが強い気がする。今年も暑くなるんだなと思った。