意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

SNSと友情

最近仲の良い友人同士でLINEをするようになった。元はそれよりもずっと前にTwitterをやっていて、それにはすごくハマり、酸いも甘いも知り尽くした感があったので、LINEをするのにはかなり抵抗があった。SNS疲れ、という言葉があるけれど、顔の見えない相手だから、独特の気の回し方が必要なのだ。
でも、気心知れた仲であれば、そういうのないんじゃない?となるかもしれないが、不思議だけど今まで散々遊んできた相手でも、スマホでやりとりしようとすると、途端にSNSの関係に落とし込まれる。
最近嫌だなと気付いたのが、例えば友達と飲んでいるときは、3人以上でいれば、同時に複数の人に対してに自分は発言しているが、例えば特定の相手に何か言っていても、その場にいる人全員がその発言を聞いており、それをこっちも自覚しているから、実は最初から不特定多数向けにアレンジして語っているのである。
ところが、SNSは文字のやり取りだから、全員がそれぞれの反応を同時にして、場の空気を作り出す、ということができない。グループ内で、それぞれが反応することはできても、その反応は縦に並ぶだけで、重なることは絶対にない。それがものすごく心細い。自分のキャラが、他人次第であることを嫌でもの思い知らされる。極端な話、自分が真面目な話をしているのか、ふざけているのかもよくわからなくなってしまうのだ。