意味をあたえる

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ドリフターズと士農工商

1昼過ぎから、ドリフターズには「和」的なものが合うのではないかと考えている。そこで、「和」と言えばやはり士農工商であろう。というわけで、ドリフの面々を当てはめていくのだが、まず、いかりや長介は農でいいだろう。あのひょろっとしていながら骨太な感じは農家の長男像そのものである。鍬をかつぐ姿も様になる。

2しかしそのあとが問題だ。仲本工事が工はもうなんの捻りもないし、そうすると加藤茶は商? まあ全員集合ではストリップも披露しているし、商売には向いているかもしれない。だが高木ブーが士というのは、なんか余ったからそうなった、という感じがしてよろしくない。高木ブーが余っているのは贅肉と、ウクレレのテクニックである。そういや志村けんを忘れてた。志村けんは将軍か? それじゃケーズデンキのCMみたいで芸がない。えたひにんということにするか。それはちょっと支障が出そうだ。余談だが私は小学校のころ社会科の時間に
「戦争に行くくらいならえたひにんになったほうがまだマシだ」
と言ったら先生に殴られた。嘘だ。担任は女だったから殴られはしなかったが、すごく怖い声で、
「言っていいことと悪いことがある」
と怒られた。殴られたのは別のときで、それはハゲている男の先生が廊下を歩いているときに
「ハゲ田先生」
と呼んだ時である。その先生の名は「○田」でもないのに、勝手に田をつけてしまい、我ながらセンスがなかった。廊下には「走ってはいけない」と貼り紙がされているが、「殴ってはいけない」はなかったので、殴られたのかもしれない。もちろん反省はしている。掃除の時間だった。クラスの女がひとりだけ、ほうきを持っていて、私が殴られるのを見ていた。私のことを好きという噂が流れている女だった。私が殴られて、私は色んな感情が内側にあふれてきて、放心状態だったが、女も私との距離を保ったまま、何も言わなかった。女は植物のようだった。

3話をドリフに戻すが、それでは時代に合わせてみてはどうかと思う。まずいかりや長介は、(いかりやが最初なのはリーダーだから敬意を表している)江戸時代だろう。面長の顔が長くつづく江戸時代にぴったりだ。高木ブー鎌倉時代と迷うが、やはり外見的に平安時代が無難だろう。加藤茶は、「ちゃ」と「ちょ」の語感が近いから南北朝時代仲本工事は方墳を跳び箱に見たてて古墳時代志村けんは、明治天皇のコスプレが似合いそうだから明治時代でいいだろう。番外編として荒井注は、奈良時代火の鳥鳳凰編に出てくる鬼瓦に、どことなく似ているからである。

※ここに出てくるドリフターズは、「8時だヨ全員集合」の頃のイメージです。