意味をあたえる

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優しい上司では長く会社にいられない

昼間こちらのブログを読んだ。

女子会とタバコ部屋。いわゆる社内政治サロンの一角。 - 青猫文具箱

タバコ部屋のある会社に私はつとめたことがあったので、私は「わかるわかるー」と思いながら読んだ。私は煙草を吸わないし、当時も今もそんなに政治には興味はなかったが、休憩ばかりとってズルいと思ったので、私もコーヒー休憩をとることにしたら怒られた。言い返そうかと思ったが、相手もすごく言いづらそうに注意したので、私は言わなかった。そのときはもうそこは辞めようと思っていたのだ。

そうしたら今度の会社は、今度、というのはその次の会社という意味だが、上司を除けば煙草を吸うのはひとりで、私が入る前には煙草休憩があったらしいが、誰も仕事の手をとめないので、その人はやがて煙草を吸わなくなった。煙草休憩は、吸わない人も休憩だったらしいから、あっても良かった気がする。上司は今も吸うが、仕事はほとんど別室で行うので、あまり思うことはない。そういえば今日はタイムカードを押し忘れた。会社のことを書いていたら思い出した。

ちょうど上記の記事を読む前に、私は年上の人とタバコの話をしていたから、私は
「奇遇だな」
と思った。昔の駅はすごかった、という内容だが、あまり書く気が起きないので割愛するが、その前は少し前に辞めた人の話をしていたが、その人は正確には辞めさせられた。しかし厳密にいえば、たぶん辞表を書いたのは本人だから辞めたことになるのか。書かされたのだろうが。その人は上司に食ってかかってばかりの人で、私は仕事で直接からむことはあまりなかったものの、昼食は近い場所でとっていたから、話をする機会は頻繁にあり、私の印象は「正論の人」であった。向こうの印象はなんだろうか? 「良心的な人」だろうか? 私は会社では割と良心的なのだ。話がそれたが、とにかく正論の人は扱いづらい、というのが私の認識だ。上司も同じ風に思っていたのではないだろうか。しかし行き過ぎた部分もあり、たとえば朝礼をボイコットしたり(それだって、本人は正当な理由があると主張する)事務員の女の仕事にケチをつけたり(たしかに要領は悪い)そういうのがつもりつもって、人事に言いつけられたのだ。

それで、私が話していた相手が言うには、そうなってしまったのは上司が優しい人だからだそうで、確かにその上司は無能だが、部下の意見には耳を傾けるタイプだ。今私は「無能」と軽く使ったが、「無能」という言葉はいわゆる「会社語」で、会社以外で使うと、私の方が無能に思われる。一方以前の上司は大変厳しい人で、怖い人で、実はカタギじゃないと噂されるくらいの人で、私は、私が入ってすぐに定年になったから悪いイメージは持っていないが、その、上司にたてついて辞めさせられた人も、その人が上司のときは何も言わなかったらしい。

まとめとして、つまり、怖い上司は嫌だけど、長く勤めたかったら怖い方がいい、という話だ。

補則だが、そのあとラジオを聞いていたら、
「お弁当男子は出世しない」
と言っていて、それは本当にそうなのかわからず、パーソナリティはいい加減を売りにしているキャラだから、信憑性は薄いが、それも社内政治的な話なんだろうな、と私は思った。