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意味をあたえる

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連帯責任

【連帯責任】自分は掃除をサボらなかったのに「悪かった点」を書けと言われ「反省点はない」と書いた結果 - Togetterまとめ

上記のページに出てくる「欠点のない少女」というのは、私が以前読んだ保坂和志の「書きあぐねている人のための小説入門」の冒頭に出てくる、教師の
「大昔とはいつか?」
との質問に、
「お母さんのお母さんのお母さんのお母さんが生まれる前」
と答えた少女に似ていると思った。というか、同じカテゴリーである。上記のページに出てくる少女は、教師の「反省点を挙げよ」の問いに「反省すべき点はない」と答え、吊し上げられた。明らかに教師は苛ついている。一方大昔の方の少女もお母さんのお母さんのお母さんのお母さんが生まれる前、という答えに冷ややかな反応をされたという。教師は「○○年前」のような答えを期待して生徒に問うている。その答えを読み取れない人とは、すなわち社会不適合者なのである。学校という装置は、社会適合者を育てるというか、不適合者をはじく装置である。そうして従順な、というか、先日の私のような会社に遅刻しそうになってドキドキしてしまう人間を作り出すのである。

例えば電車が遅延しているのにも関わらず、急ぐ素振りも見せずにのん気に歩ってきた社員を怒るという話を聞いたことがあるが、その理由について私はよくわからない。

私も学生時代には「連帯責任だ」と殴られたクチであり、その教師は体罰教師であり、年中殴りまくっているから、その殴り方は上手かった。あとにも先にも教師にこんなにちゃんと殴り飛ばされるのはこの一回きりだったが、殴られた瞬間私は
体罰教師だけあって、殴るのうまいな」
と感心した。鼻っ柱を殴られたのだが、鼻血が吹き出す箇所の、少し下の骨のぶぶんに裏拳を打ってきたのである。おそらく向こうは拳の中指の骨が突き出るぶぶんをぶつけてきた。私は子供のころは本当にケンカが弱く、殴られて鼻血を流すことも二回くらいあったから、どこにヒットすると際限なく鼻血が出るのか心得ていた。しかし血が出ると大騒ぎになって、殴った方も勘弁したい気持ちになるから、教師は自分の苛立ちのエネルギーを効率よく保存するためにそういうところには注意深かった。教師は技術課の教師であり、そのうち棚だのを作り出すが、最初の授業の時は割り箸について話をし、
「割り箸を作るために木を切るのは自然破壊だが、住宅の柱を作る際に出た端材で作るのなら、効率的だ」
みたいな、どっちが正解でしょう? みたいな話をしていた。