この前のクレイジージャーニーは芸能人がお気に入りの回を紹介する総集編ちっくな回で芸能人は「すごい」だの「自分と真逆」だとか退屈な話ばかりだったが惰性で見た。私がインタビューを受けたなら山登りの人とリアカーマンをあげて今まで記事に書いたことを述べるだろうと思ったがテレビだとどう編集されるかわからないから最初からでたらめ言ってもいいかもしれない。この前美容院でかつて「ご長寿クイズ」に出た人の話をしてその人とは私の前の職場の知り合いで老人で私は昔は老人とも付き合いのある仕事をしていた。私が知り合ったころは結構もうろくして話も何言ってるかわからなかったが力強い字を書いた。60を過ぎてから書を始めていてみんなそれを「すごい」と褒めていた。その人が「ご長寿クイズ」に出て真面目に解答したら編集でぐっちゃぐちゃにされて視聴者の笑い物になりオンエアーを見た本人は憤慨したとか。確かに私は見ていて司会の鈴木史朗がこんな滑稽なのによく笑わないなと思い余程辛抱強い人なんだと思ったら鈴木史朗のときはまともだったのだ。逆に鈴木史朗のような誠実そうな人がオンエアーでの変わりっぷりに飄々としてるのだからテレビは恐ろしい。鈴木史朗は社交ダンスとかが趣味っぽい身なりをしているのに趣味はテレビゲームだとか。ゲームをしているときは貶められた老人たちのことを忘れられるのかもしれない。
クレイジージャーニーの総集編で素潜りアジアチャンピオンの人が出てきて素潜りなのでいかに酸素を消費しないかが問題でそのためには平常心でもぐることが大事で話の中で「メンタルでメンタルは制御できないので」と語っていて感動した。要するにいつも同じ足からヒレをつけるとかそういう話だがその手のことはいつもオマジナイのカテゴリに属されてちゃんとした根拠を初めて知った。そういう類の話は極限の人が言わないとなかなか通じないが素潜りの人は腹筋が恐ろしいくらいへっこんでいてリアルだった。
考えてみると私たちは思考に頼りすぎている。
