わたしがタイムパラドクス孤児であることを教えられたのは、小学校の卒業式から2日経った後だった。お母さんとしては特にこの日に教えるとか決めていたわけではなく、なんとなく話の流れから打ち明ける形になったみたいだ。それまでわたしはいわゆる普通の母…
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