「出ようか」 そう切り出したのは笠奈の方で、その時はお互い無言のまま10分は過ぎていた。途中で笠奈がトイレに立ったので、もっと過ぎたのかもしれない。その間私の頭の中は、言うまでもないが兼山でいっぱいだった。笠奈に「(自分が付き合っているのは)…
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