意味をあたえる

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大町久美子 性癖

昨日、Google検索で「大町久美子 性癖」と入力すると、私のブログが上から二番目にくることを知った。

知った経緯を記すと、ふと思い立って、ブログの管理画面を「PC版」で開いて、アクセス解析を見たところ、Googleのアクセス元ページのところで
「大町久美子 性癖」
とあったのである。私はぶっ飛んだ。私はいつもスマホでブログを書いているので、いちいち「PC版」にしなきゃなので、普段は細かいアクセス解析まで見ないのである。私は噴き出した。

するとそのときは、昨日のブログで書いた、「ハイブリッド!」のときだったので、ネモちゃんがビートルを動かす手を止め、
「何を見てるんだ?」
と追求してきた。私は
「そのまま続けて。ハイブリッド!」
と、口を引き締め、遊び続けるよう促した。まさか、「大町久美子の性癖を知りたがっているインターネットユーザーがいる。大町久美子の性癖とは、性行為のあとに、自分のストッキングをブラジャー代わりにして自分の胸に巻きつける行為を指す。他にもある」なんて、解説するわけにもいかない。私にだって倫理観というか、常識が備わっているのである。

ちなみに、「大町久美子 性癖」のユーザーは全体の0パーセントであった。おそらくひとりである。かなり奇特な方である。

その方のために、もう少し大町久美子について書くと、島耕作には今野主任という小悪党が出てくるが、私は今野主任が好きなので「小悪党」なんて紹介したくないが、その今野主任の前任者で、野中主任というのがいた。これが、途方もないエロで、仕事中にエロ本を読みふけり、そばを女性社員が通りかかればエロ本を見せつけ、嫌がる反応を楽しむのである。当時は1980年代である。しかし大町久美子は
「だからなんなのよ?」
とへっちゃらな態度を示し、逆に野中主任のほうが、ヘドモドしてしまう。このことが、後の事件の伏線となる。ちなみに2人とも島耕作の部下で、同じショールーム課にはあと、竹綱という男子社員(当時は大町久美子の恋人)、それとブスな女性社員もいたが、これが、詐欺師みたいな男に引っかかって島のアパートで自殺未遂まで起こし、最後は田舎に帰って養豚場の主人みたいなのと結婚した。当時のメンバーは、なかなか個性派揃いであった。

ところで、大町久美子に恥をかかされた野中主任は、ある日の飲み会で、大町久美子のパンチラ写真を激写しようと、机の下にカメラを忍ばせる。当てずっぽうでシャッターを切り、家に帰って現像してみると、なんと、そのとき大町は島の隣に座っていたのだが、自分の脚を島の脚に絡ませていたのである(島は「酔ってるのかな?」なんてのどかに思い、そのままにさせていた)

思わぬ収穫に野中はほくそ笑み、さっそくこの写真をつかって大町を強請ろうと近づく。俺の愛人になれ。すると、大町は、人通りの少ない資料室だか倉庫のような場所に野中を呼び出し、
「私、実は淫乱で、したくて我慢できなくなっちゃうのよ」
とブラウスのボタンを外し始める。野中もほくほく顔で、ベルトを外し、ズボンを下げる。

そのときたまたま若い男性社員二人組が、廊下を通りかかる。その声を聞きつけるやいなや、大町はいきなり自分の衣服をびりびりと破り、勢いよく外へ転げ出て、二人組に助けを求める。島を守るための、決死の演技である。後ろには膝までズボンを下げ、あっけにとられて立ち尽くす野中主任の姿が......!

「一体なにがあったんだ? 黙ってちゃわからないよ」
人事に呼び出された島がそう尋ねても、2人は俯いたままである。あとから同期の小笠原が、島に
「小学校じゃないんだから、こういったことはよくあるんだ」
と話す。
「2人はどうなる?」
「この場合は2人とも、異動だ。それぞれ全く違う支社に移ってもらう」
「......そうか」
島の脳裏に大町久美子の顔が浮かぶ。野中主任のことは一ミリも考えない。そこで小笠原が一言。
「ただし、大町久美子は残る」
「え?」
「上からそう指示があった。あの女、何かあるぞ」

大町久美子は実は、初芝電産初代会長の、愛人の娘だったのである!!

※以前読んだ記憶で書いたので、実際と違う部分はご容赦ください。

※大町久美子が登場する他の記事
fktack.hatenablog.jp

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