意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

もう4時かと思ったら5時だった

本屋へ行き本棚の向こうに円形の時計があり本棚で下半分が隠れて短針が見えず長針が12の付近をうろうろしていたから4時かと思ったら5時だった。本屋にいた。妻を駅に送った帰りだった。妻は謝恩会に行くという。4時10分の電車に乗ると言っていた。本屋で私がうろうろしたから4時とはありえなかった。うろうろしたのは妻を降ろした後である。本屋でパズルコレクションの最新号を買おうと思った。予想したとおりなかなか見つからずうろうろした。休日なので混んでいた。ピアスをした男が歩いていた。「嫌われる勇気」が一回り小さくなった気がする。文庫になったのかもしれないが文庫にしては大きかった。妻の勤め先にしょっちゅうパソコンを叩いて怒ってばかりの人がいるという。私はそれはつまり怒る理由が欲しくて性能の悪いパソコンを使っているわけで仮に最新のパソコンを購入してもOSが違うとか別の怒りの種を見つけるだけだと妻に言った。嫌われる勇気風の解釈である。何にでも応用できそうである。


今読んでいるのはアマゾンの「歴史」カテゴリーの上位に入っていた本を衝動的に買ったものでタイトルはわからないが上下巻のセットである。Kindleで買ったから私が今書くのを中断してアプリを開けばすぐにわかるがわからないのがその作業が面倒だからである。その辺が紙の本に劣ったぶぶんである。電子書籍は肝心のところでタイトルがわからなかったりする。関係ないがホリエモンの本を立ち読みしたら「アマゾンは別に本が好きだから本を売り始めたわけではなく小ロットで何とかだから本を扱い始めただけだ」と書いていて腑に落ちた。「金持ち父さん」だかに書いてあった「マクドナルドは正確には飲食業ではなく不動産業である」というのと似ていると思った。似ていない。もっと単純な話である。とにかくこの世界は思い入れとかそういうのが少ないほどうまくいく。そう考えると他人に趣味をすすめてくるのは相手を蹴落とす一種の作戦なのである。もっとドライに冷静に効率的なもの付加価値の高いものを見極めないといけないのである。


その、今読んでいる本は歴史の本で気に入ったのはホモサピエンスは小麦を家畜科したが同時に人類が小麦に家畜化されたのであるという表現で確かに人間が小麦のためにあくせく働き小麦は自身の遺伝子を世界中に増やしているので小麦は大成功なのである。

あとこの手の本を読むと最近ではかなりの確率で映画「マトリックス」が出てくる。昔勤めていた先の社長は最も影響を受けた映画として「マトリックス」を挙げていて意外と底の浅い人物だなあと思ったがマトリックスを見ておくと色んな場面で役立つ、マトリックスは数字の映画だが映画自体も記号であり汎用性が高い。だから戦略的に人生を構築したい人は「マトリックス」はぜひ観ておくべき映画だ。私は回を追うごとに話がよくわからなくなった。