意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

途中式(緊急地震速報)

夜中に緊急地震速報が鳴って目が覚めたが画面を確認しても特に何も表示されていないから夢かと思ってまた寝た 家人はまだ起きていて足を踏ん張ったらしい 仕事に行くとみんな同じようなことを言っていたやはり夢ではなかったのだ しかし実際には揺れなかった この人たちともあと3回くらい会っておしまいだ 私は転勤するしこの人たちは辞める R4と名付けた人たちもラベルだけ残して私の記憶の渦に飲み込まれる もう更新されることはないのだ 好きな人もそうでない人もいた 好きなときと嫌いなときがある人もいた もう二度と会わないし会っても何を話していいのかわからず気まずくなるのだろう ああこの物語はここで終わるのか