意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

どうしてクリーニングは忘れるのか

二週間ぶりに走ってその前は半年以上ぶりだった クリーニング屋がとちゅうにあってそのとき突然自分が洋服をクリーニングに出しっぱなしになっていることに気づいた スーツとか冬物とか 家に帰ったら取りに行こうかと思ったがもう閉店しているかもしれないそれは夕方だったからである 車のヘッドライトがつくかつかないかの時間帯でそれまで私はホームセンターにいって洗濯物のカゴを買ったり前の会社の跡地を見たりプラモデルを買ったりしてから家に帰った 家に帰ると掃除を始めたがすぐにエアーダスターの中身がなくなったので近くの電気量販店に行った ここのパートはいつも暗い顔をしていることを思い出したら相変わらず暗かった そういえば今はつぶれたレンタルビデオ屋のカウンターの奥に「私語禁止」と貼り紙がしてあってそこの店員も暗かった こっちも滅入るので多少の私語くらいいいじゃないと思った そうして暗い店員からエアーダスターを買って家に帰って掃除をして走ったら日が暮れて私はクリーニングを預けっぱなしなことを思い出した 私はメモとか手帳とかつけないから忘れるのは仕方ないが美容院の予約とかは忘れないのになんでクリーニングは忘れるんだろう 一回妙に色っぽい店員がいたがそれは最初で最後で最近は無愛想で太い店員だ しかし暗い印象は持たなかったのでいくらか私語はするのだろう

一脚

子供の運動会に行くと一脚のカメラをよく見かけた 流行なのだろうか 木陰や日向で仕込み刀のように持ち運ぶ姿が見られた 実際に置いて撮影するところは見なかった 私が居眠りばかりしていたからである 妻の友達のおかげで今まででいちばん良い席がとれた カメラといえば三脚だが一脚もあって以前父に聞いたら
「昔スギウラが使っていて羨ましかった」
と教えてくれた なんだかスギウラ自身が片足のような錯覚をおぼえた スギウラも誰かの父親で父親同士が互いのカメラや設備をチェックし合っていたのである 無論子供時代の私が知る由もなく私は競技に熱中した 私は小学時代は比較的ひねくれも少なくまた徒競走で一位になることもあって運動会は嫌じゃなかった 声をからして応援すると相手の動きが良くなるようにも見えた 低学年の頃は団長がその道のプロのように見えた 今は子供の足が遅すぎて驚く また応援席は背の高いテントばかりになって味気ない 議員がまぶしい白色のシャツを着てそこらで声をかけまくって帰って行った 彼は頭が悪いしそもそも地元は隣村だからとても私たちのために何かしてくれるとは思えなかった 

白髪

妙に白髪を見かける1日だった それはヒゲだった あるいはナマズのような毛がアゴから生えていて私は
(よくもこんなに伸ばせたもんだ)
と関心をした しばらくすると課長から「ミーティングするから集合」と言われ行ってみると課長の顎からも長い白髪が生えている あるいはそれは白い糸みたいなものが顎にくっついてヒゲのように見えたのかもしれない なんせヒゲの濃い人だから 

視覚障害者

通りかかった道端のバス停で杖を自身の体に立てかけてバスを待っている男性がいて視覚障害者かなと思った しかし男性はスマホをやっていたので振動とか音とかじゃなければ目は見えているのである よく見ると杖も白色ではなかった 単に足が悪いだけであった さらによく見ると男性は杖の持ち手を股間にささっていてチンコのようであった

笑っていいともは古い

「明日休んで、いいかな~?」
「いいとも~!」
とやり取りしていたら別の人から「古いよ!」と言われた 笑っていいともはもう何年も前に終わってしまったのである 言った人は私よりもずっと年上だから見栄を張ったのではないか 奄美大島出身で顔はシーサーに似ている 趣味は他人のTシャツの柄のチェックでより多くのTシャツが見たいから電車で通勤している

久しぶりばかり

ここ二日の記事が冒頭で「ひさしぶりに」なんて言っている 今日は今日でひさしぶりに前の上司にがやってきてその人が上司だったのは一年もなかったがいちばん仲がいい 今の上司がいちばん嫌いだ 最初の上司は何も言わない人だったが何ひとつ決断できないのでみんな好き勝手にやっていた その人が降格するのを間近で見たがそりゃそうだろうと思った それでも気の毒であったが


いつも仕事のできる人間になりたくないと思っていたができないのも困るのである