意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

ピングー

私はいつも仕事では、妻にお弁当を作ってもらい、それを食べている。お弁当はピングーの手さげ袋に入れられ、それはおそらくミスタードーナツでもらったものである。
ところで、私がいつもお昼を食べているところは事務所で、みんなPCとか書類の合間のスペースに弁当やカップラーメンを置いて食べている。私のスペースはプリンターの横で、机の1番端であり、弁当を置くスペースはわずか30センチ程の幅しかない。1番奥から袋、水筒、弁当、と縦に並べられる。
前置きが長くなったが、今日は休みの人がいたせいなのか、誰も喋らずに黙々と食べ物を口に運んでいた。私は相変わらずB男の仕事ぶりが気に食わなくて、機嫌が悪かった。B男は日曜に床屋へ行ったのか、サイドを短く刈り上げており、だったらトップも短くして坊主かスポーツ刈りみたくすればいいのに、割と残し、髪型だけ見れば軍人のようだが、体型が大きいのでプロレスラーのようだ。いつもならH・Kくんが「髪切ったの?」と声をかけそうだが、今日は黙っている。
私はB男を視界に入れないようにし、目の前のピングーを見ながら食べた。ピングーのイラストの下には「PINGU*MOTTAINAI」とロゴが印刷されている。この袋は本来買い物袋として使用を目的としたものなのかもしれない。私はふと、MOTTA/INAIと区切ってみることを思いついた。すると、モッタというキャラクターがいないという感じがした。本来ミスタードーナツのキャラクターにはピングーの他にモッタというキャラがいて、この袋に関しては契約の関係で登場できなかったのかもしれない。私はモッタというキャラが見たい気がしたが、私の頭はまだまだ正常なので、それ程見たくもなかった。