意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

スーパー銭湯

久しぶりにスーパー銭湯にきた。久しぶりな気がするが、本当は先月にも来たのかもしれない。忘れてしまった。
昼間は雨が降っていて、その中を図書館へ行った。図書館には地下駐車場と、外の駐車場があり、当然ながら我々は地下駐車場に停めたかったのだが、予想通り空いてはいなかったので、外の駐車場に停めた。図書館の入り口はスロープになって下り坂となっており、そこから右側が建物で地下駐車場に続き、左に折れれば外の駐車場がある。スロープを降りてくる時に、外の駐車場には何台か車が停まっているのが見えたので、地下はいっぱいだろうな、と私は思っていた。しかし子供と一本の傘で肩を寄せ合いながら地下駐車場を横切ると、何箇所かスペースは空いていた。思い込みというか、盲点だったのかもしれない。そう言えば以前はシルバー人材サービスから派遣された帽子をかぶった老人が、パイプ椅子に座って誘導していたが最近では見ない。病気にでもなってしまったのだろうか、と思うが、病気なら代わりの人を寄越すのだから、経費削減で雇わなくなったのかもしれない。ただ雨が降っているから休みなのかもしれない。
外の駐車場は前向き駐車となっており、前向きなのだから、それには理由があり、すぐ目の前に建物があるからだ。建物は不思議な形をしていて、文章で説明することは難しいが、一言で形容するならキノコのような形をしている。しかしそういうメルヘンな建物ではなく、大変古いもので、モダンな形、と言うのだろうか。建築物に限っては(限らないのかもしれないが)"モダン"という形容詞はある程度の古さを表す。私はこの建物についてよく観察したことがないから知らないが、この建物は広めのベランダを備えているのではないかと予想する。それはキノコの形の、ひだの部分が屋根の役割をするからだ。
駐車場の端には芝生が植えられていて、そこはもしかしたら公園なのかもしれないが、人がその中にいるところを見たことはない。遊具もなく、真ん中に小さな東屋があるだけだ。傘をさしながら建物に向かいながら、私は子供に「少しあそこで休憩しない? 」と提案しようかと思ったがやめた。座面が濡れているような気がした。しかしその時はあまり雨は降っていなかったので、私の錯覚かもしれないと思ったが、わざわざ近くまで行って確かめるほど雨は弱くもなかった。
雨が強くなったのは、帰りにセブンイレブンに寄った時だった。そこへ車でに子供は2冊の、私は1冊の本を借りた。私は先日ジーザスクライストスーパスターという映画を見て、ローマ帝国に興味を持ったが、ローマ帝国に関するざっくりとした入門編みたいな本はなかったので、世界の歴史という本の第3巻を借りた。それはサブタイトルが「ローマ帝国キリスト教」となっており、私の知りたいことが書かれていると思ったからだ。しかし全体で300ページ以上もあるので私は憂鬱であった。私は今、読もうと思って平積みにした本が10冊近くあり、今も同時に2冊読んでいる。だから図書館の貸し出し期間は2週間しかないので、とても読み切る自信がない。しかしここで、ローマ帝国の本を借りた、と書いてしまったので、読まなければいけないようなプレッシャーを感じる。とりあえずポエニ戦争のところまでは昼間読み、ポエニ戦争共和制ローマフェニキア人と戦って、ハンニバルアルプス山脈を越えてやってきた、とあった。