意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

大聖堂を読んでいる

インターネットでお勧めされていた「大聖堂」を読んでいる。なるほどオススメだけあってまったく退屈しないが私には少し刺激が強い。ハラハラしっぱなしで少しひと息つく場面とかほしい。その前に読んだ「ペンギン・ハイウェイ」はもっと間延びしていてリラックスできる場面があった。さらに前に読んだ世界のすべての七月は読んでいて面白いのかつまらないのかよくわからなくて良かった。しかし今回は面白さでいったら間違いはない。間違いがないから何かしらが起きることが約束されていてそれが苦しいのである。高いところに登れば落ちるし、女は乱暴される。今日は落ちなかったけどその代わり遠くから敵が攻めてくる羽目になった。財産は奪われる。男と女が森で逢い引きをすればキスをする。すべてにイベントが絡んでいてそういう意味ではありきたりなのである。それでも最初の頃は誰が良い役で誰が悪い役か見分けがつかなくて良かった。


馬がいろんな走り方をするのも良かった。馬の走りについて細かく描写されている小説を初めて読んだ。