意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

□回文の回□

目さんのブログで、回文をやっていて、私も実は以前回文風のを考えていたこともあったが、そんなに思い付かなかったからやめた。実は私は高校時代は三人の教師の名前を回文にして遊んだことがあったが、それはそれぞれ古文、日本史、書道の教師であった。これは回文にしやすい教科があるとかそういう意味ではなく、たまたま担任だとか、関わりの深い教師だったというだけの意味だ。そうしたら私の別のクラスの当時の友達が黒板に書き、それを関係ない現代文の教師が読んで感心して、その次の学年通信に載せるということが起きた。学年通信ではそれぞれの回文にうまい下手の評価がされていたが、その人は知らないから全部別々の人が考えたと思ったようだが、実際は私が全部考えたのである!

今回は回文風に挑戦します。

「おいしいお塩」

「おいしい石井」

「おいしいお芋」

「おいしい甥」

「おいしい押尾」

「おいしい押し入れ」

「おしい押し出し」

「おいしい追いガツオ」

「カツオが刺さった甥」

「メガネの割れた中島」

「花沢不動産の申告漏れ」

「早川さんは早生まれ」

「磯野家震度5強」

「波平のネットサーフィン」

「タラちゃん初めての武家諸法度

「ノリスケ秘密のセメントづくり」

「花沢さんの花盛り」

「花沢さんのあふれ出す鼻くそ」

「  

回文てなんだっけ?

森のくまさんに全力でつっこむ

ある日森の中 くまさんに 出会った
(かなりの一大事なのにほのぼの言いすぎ)

花咲く森の道 くまさんに 出会った 
(花とか出してメルヘン感出そうとするのがあざとい)
(けもの道?)

くまさんの 言うことにゃ お嬢さん おにげなさい
(「言うことことにゃ」と得意げなのがムカつく)
(熊の言うことを真に受けるお嬢さんの頭の中がお花畑)

スタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサ
(逃げているのに真剣さが全く伝わらない)
(花とか踏み潰してそう)

ところが くまさんが あとから ついてくる
(たまたま家が同じ方向だった)
(お嬢さんの自意識過剰)

トコトコ トコトコと トコトコ トコトコと
(革靴でも履いているかのような歩き方が腹立つ)

お嬢さん お待ちなさい ちょっと 落とし物
(ナンパかよ)
(都内でやれ)

白い貝がらの 小さな イヤリング
(森育ちの熊に貝殻とかわかるのか)
(森の中にそういうの付けてくるな)
(お嬢さんは富士山頂にサンダルで登るタイプ)

あら くまさん ありがとう お礼に うたいましょう
(謝礼が歌とかむしろ何もない方がいい)

ラララ ララララ ラララ ララララ
(適当すぎるだろ)
(お嬢さんは好意を押し付けるタイプ)

アーケード便器(20141124の夢)

昨晩千と千尋の神隠しを観たから、それについて書こうと思うが、その前に今朝見た夢について書く。

私はどこかへ出かけていて、それはたくさんの駅がからまりあっている都会の風景のようだったが、ふと気づくと私は妻と子供の迎えに来ていた設定であり、周りも茶色く乾いた芝生の細長い葉だか茎が、冷たい風に巻き上げられているような風景だった。私の車のタイヤは、ひび割れたアスファルトのでこぼこを吸収しながら、しかしまだ時間もあったので、ゲームセンターで時間を潰すことにした。そこは家庭用ゲーム機のコーナーもあって、ウィニングイレブンがやっていたので、私はコントローラーを手にした。するとどういうわけか、ファンペルシロッベンスナイデルのオランダ人トリオがマンチェスターにいて、これが強力過ぎて、ゲームバランスを崩している、とどこかに書かれていて、それならばと、私はマンチェスターを選ぶが、そうしたら私はもう随分ウィニングイレブンなんかやっていないものの、あっさりとゴールキーパーと一対一になれ、しかし、最後に間違って×ボタンを押したら、ボールはころころ転がりながらゴールラインを割ってしまった。しかし簡単に一対一になれたから、やはりゲームバランスは崩れている、と思った。

私はそんな風にゲームに夢中になっていたから、自分がどこにいるのかよくわからなくなってしまっていた。妻と子供のところまでたどり着く自信がなくなってしまった。周りを見渡すと誰も人はおらず、そこは1階建てのだだっ広いゲームセンターで天井も低く、床は赤いタイルだった。私は一人きりだから強盗でも来たら嫌だな、と思いつつ、そういえばさっきから尿意をもよおしていたので、トイレを探すことにした。最初に見つけた扉は、事務室につながるドアで、その先に職員はいるのだろうと思い、私は少し安心をしたが、ドアを開けることはなかった。トイレの扉はその隣だった。

中に入ると変わった形の小便器があり、おしっこを入れるくぼみの前に小高い丘のようなものがあり、なかなか難易度が高そうだ。その両隣は普通の無難な、モアイの顔のような形をした便器で普段の私は絶対にそちらで用を足すが、なんせ夢なので真ん中にした。ちんちんを斜め上に向け、おしっこを出すと、見事にくぼみに入ったので、私はスカッとしたが、同時に不安な気持ちもあった。不安な気持ちは的中し、実はその便器とはオートバイの形をした便器で、くぼみの前の丘とは座席シートであり、本来ならそこに股がって用を足すのだ。そして、おしっこを出すくぼみとは、本当にただのくぼみであり、本来はもう少し先の穴にしなければならなかったのである。私はどうして、おしっこが終わるまでに、それがオートバイに見えなかったのか、不思議でならない。おそらくオートバイゲームの古い筐体を改造して便器にしたものだったのだ。

アンパンマンパンマン

もう結構昔に考えたことなのだが、パン屋にいくと稀に、アンパンマンパンというのが売っていて、つまりそれはアンパンマンがとても人気者だから、アンパンマンをモチーフにしたパンを発売したのだが、私はもうそのころは成人していたか、かなり大きいお兄さんだったから、もちろん見かけるだけで買わなかったし、現在の私の子供もアンパンマンにはあまり興味を抱かず、最近好きなのは塩パンだ。

だからそれがどんなパンなのかは知らないから、私はこの記事をこうして書き出すまでは、中身がアンコーだろうと勝手に決めつけていたが、アンコーである根拠は全くないことに気づいた。相応しい中身をあえて決めるならば、中身はアンパンにするのが正しいのではないか? これにはかの明治天皇だってビックリ仰天・脱帽するだろう。しかしパンの中にアンパンというのは、小麦の無駄遣いだから、パン職人には不評だろうし、だいたいアニメのアンパンマンの中身はアンコーであって、アンパンではない。

アンパンマンパンがパン屋でポピュラーになったならば、アニメのアンパンマンでも、アンパンマンパンマンが登場したっておかしくないと思い、私はいつ出るのかと心待ちにしていたら、やなせ先生はやがて亡くなってしまい、私はとても残念だ。私としてはやがてアンパンマンパンマンがアニメで人気者となり、パン屋がアンパンマンパンマンパンを発売することを妄想し、おわかりかと思うが、ここから無限に「パン」と「マン」が連なるのである。 

ところで、Web上ではアンパンマンの取り替えられた顔のほうがフューチャーされた漫画をたまに見かけるが、古い顔にも意思や思考は残っており、やや強引にこう毎日書かれていく私のブログの記事も、アンパンマンの顔のようなものだな、とか思った。ブログというのは常に新し物順であり、一番新しいものが顔となるくせにそれは記事を書くたびに変わる。私はそれが、最初はそれにすごく違和を感じ、古い順でなければ読み手は混乱するのではないかと思い、それは小説でも漫画でも古い方から出てくるからであったが、慣れてくるとどうってことはない。

ドレミの歌に全力で突っ込む

ドはドーナツのド
(いきなり甘いもので気を引こうなんてやり口が誘拐犯)

レはレモンのレ
(ん、がついたから負け)

ミはみんなのミ
(みんなって、誰と誰と誰?)

ファはファイトのファ
(ドーナツだのレモンだの先に与えといてファイト強要とかあざとい)

ソは青い空
(ソ、ではじまってない。やり直し)

ラはラッパのラ
(もっとラーメンとか羅針盤とかあるだろ)

シは幸せよ
(ドーナツ食ってラッパ吹いて幸せになれるなら苦労しない)
(いきなり女言葉になるな)

さあ歌いましょう
(もう歌ってる)

一週間の歌に全力でつっこむ

日曜日に市場へでかけ

糸と麻を 買ってきた
(そんだけ?)
(日曜日に店を出す人の身にもなってみろ)
 
てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてりゃてゅりゃりー てゅりゃてりゃてゅりゃてゅーりゃーりゃー♪
 
月曜日に おふろをたいて
火曜日に おふろにはいり
(入る頃には冷めてるんじゃ……)
(ついでに米くらい炊け)
 
てゅりゃてりゃてゅらてりゃてりゃてゅらりりゃ てゅりゃんなななーん♪
 
水曜日に 友達がきて
木曜日は 送っていった
(来たんだから少しはもてなせ)
(風呂のお湯はちゃんと抜いたか?)
(シベリアに送ったんじゃないよな?)
 
てφりゃてφりゃてφりゃりゃてφりゃてφりゃてφりゃてφりゃてφφてりφφφてゅりゃてりゃりゃ
 
金曜日は 糸まきもせず
土曜日は おしゃべりばかり
(糸だけでなくカセットテープとかも巻けよ)
(友達帰ったんじゃないの?)
(何気に金曜日、土曜日、て名前の人に見えてくる)
 
てゅりゃ
 
ともだちよ これが私の
一週間の 仕事です
(スカスカだな)
(ぶっちゃけ風呂沸かしただけだろ)
(誇らしげなのが腹立つ)
 
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря, 
Тюря, тюря, тюря, тюря, тюря-ря.!!!!!
 
※全力突っ込みシリーズ

fktack.hatenablog.jp

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パラレル桃太郎

※最近私の周りで、桃太郎が流行っている。今日もブログで取り上げられていたし、ここのところラジオでも桃太郎の歌を聞く。なので私も桃太郎に挑戦してみる。

はじまりはじまり。

***

むかしむかし、あるところに、芝刈り機と洗濯機が住んでいた。芝刈り機はおじいさんに山狩りに、洗濯機は桃におばあさん丸洗いに出かけた。

洗濯機がおばあさんを洗ってると、桃から一本の川が流れてきた。洗濯機がそのまま川を持ち帰り、止水工事を施すと、中から男の赤ん坊が出てきた。2人は川から生まれたので、赤ん坊に川野太郎と名付けた。

川野太郎は大きくなると、メガネドラッグに就職した。そして一生懸命社歌を覚えた。
♪メンメンメガネはよいメガネ
♪真ん中通るは中央線
♪びーくびっくびっくビックカ・メ・ラ!!

川野太郎はいつの間にかヨドバシカメラビックカメラにも転職していた。さくらやは爆発した。


あるとき川野太郎はきびだんごを退治すると言い出し、洗濯機と芝刈り機に鬼を作ってもらった。鬼は脱水機能と、400エーカーの土地を所持していた。川野太郎は腰から鬼を下げていると、向こうから居ぬと去ると生地がやってきて、お供になった。しかし居ぬと去るは早々に存在を否定された。生地はパイ生地だった。


きびだんごは海に浮かんでいたが、防腐剤が海に流れ出したので、海の魚は全部死んだ。川野太郎はさっそく公害訴訟の準備を行ったが、離婚沙汰でそれどころではなくなった。鬼は自分の庭を脱水することに忙しかった。パイ生地は、若い頃はリンゴだのカスタードを包むことを夢見ていたが、いつしかその夢は色褪せ、窓辺でロッキンチェアに揺られながら、ぼんやりすることが多くなった。


きびだんごは塩水でだいぶふやけた。


そのとき空がぱかっと割れ、中から光につつまれたオルケスタ・デ・ラ・ルスの面々が現れ、物語を収束させてくれた。


まずきびだんごは天然素材で作り直されたので、鳥についばまれてなくなり、パイ生地は存在しなかったはずの居ぬと去るを包んで生ゴミに出された。鬼は土地を悪徳不動産に騙し取られ、川野太郎の慰謝料は小国の国家予算に相当した。芝刈り機と洗濯機は保証期間が切れ、その役目を静かに終わらせるのであった。


めでたしめでたし。