意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

負けることが大事

(※一部の名前に敬称をつけ忘れました。読むときに付け足して読んでいただけると助かります) 昨日の、おせんぺのブログだったかTwitterだったか忘れたが、それを見て、私はとても感動してしまった。その中では大事マンブラザーズバンドのことが紹介されていて、何かのテレヴィの企画なのだろうが、「それが大事」の中で、結局どれが一番大事なの? と大事マンの人に質問をしていた。ちなみに歌詞は次の通り、と書こうと思ったが、前に目さんのブログを読んでいるときに、歌詞の引用をしたら、運営から取り下げるよう連絡がきた、というので、私は慎重にならざるをえない。著作権とかのんきに調べていたら書く気がなくなってしまうので、「それが大事」のニュース検索をしたら、件のテレヴィのことが出てきた。それを読んだら、いよいよ私が書くべきことはもうなくなった。読むんじゃなかった。 大事マンの人は「どれも大事じゃない」と言っていたが、私はそれを「負けるが大事」と解釈した。かつて私がドラムのレッスンを受けていたとき、どうしてもできない苦手なパターンにぶつかった。私が苦しんでいると先生は 「できないことが見つかってラッキーじゃん。またうまくなっちゃうじゃん」 と軽い調子で言い、私は確かにそうだな、と思った。本当につらいのは、何が駄目なのかわからない状態で、もっと不幸なのは駄目なことに気づかないことなのだ。しかし今までこのエピソードを書かなかったのは、先生が必要以上にポジティブな人に思われてしまうのが本意でないからで、実際の先生はもっと暗くてネガティブで、よく二人でデイヴ・ウェックルというドラマーの悪口を言っていた。 話を大事マンブラザーズバンドに戻すが、実は私が生まれて初めて手に入れたCDは「それが大事」だった。母親に買ってもらった。ちなみにそのときは中学一年生で、私は小学校卒業時にCDラジカセを買ってもらい、それまでは音楽は学校の歌とアニメの歌しか知らなかった。 しかしラジカセだけあったところで、CDがなきゃ聞けないから、母親に 「何か一枚買ってくれ」 と頼み、私だけでは忍びないので、妹と弟も一枚ずつ買ってもらうことにした。妹は西田ひかるで、弟は替え歌メドレーだった。母は嫌な顔をし、私はそれが理解できなかったが、親となってみたらわかった。自分の興味ないのを三枚も買わされるなんて、絶対嫌だ。そういうのはお年玉とかお誕生日に限ってほしい。それと、昔は車で旅行とか行くときに聞きたい音楽のカセットをつくって、父親に流してもらったが、私が父親になったらそんなの苦痛でしかなかった。だから私は子供に、 「聞いてもいいけど、一周したら俺のな」 と言ったら、やがて車の中で音楽は聞かなくなった。 ※ちなみに大事マンブラザーズの記事はこちら http://www.j-cast.com/s/2015/01/31226775.html ※小説はこちら