好きなことを仕事にしなければいけない、理由。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。
書いてあることはその通りだと思うが問題がひとつあって“好きなことがない人はどうすれば“という問題である 好きなことがないというのは私のことであって私は執着心の薄い人間でそれはどうしてなのか雑に分析すると傷つきやすい人間だからではないか ただし私は冷めた人間かというとそうでもないしやろうと思ったことに対しては熱心にやろうとする傾向がある 思ったことはすぐに口に出す 以前「君は暗さに憧れているが決して暗い人間ではない」と言われたことがあるがアレンジするなら「冷たさに憧れる熱い人間」なのかもしれない 私は物事にハマったり熱心にやっているときは心のどこかで「これは成り行きにすぎない 本心でハマっているわけではない」ということを思っている 頭では楽しいと思ったらそれが本心だとわかっているがそれを頑なに認めたくない自分がいる
しかしそれをどうにかしようという気持ちは年々減ってきている 私は私のすべてを制御できるわけではないのだ 自分の気にくわないぶぶんを見つけたら逆側から眺めればいいのだ 何かを好きになるのは素晴らしいことだが好きになったり興味をもったりするのは視野を狭める行為でもある
話は変わるが世の人たちは努力とか才能とか運とかにシビアすぎると思う それらは結局は同じ物を別角度から表している言葉にすぎず、状況におうじていちばん不可抗力っぽくなるように使い回すのである 私は長い間「努力の才能」という言葉が理解できなかったが結局同じと考えれば腑に落ちる 何にしたってそれらはちっとも重要ではないのにやたら重要っぽく扱われるがブームなのかしら それより私は結果とプロセスはまったくの別物という認識の方がよほど重要だと思う