意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

鏡文字

コンビニの駐車場で妻と子が買い物するのを待っているときにふとサイドミラーを見るとコンビニのガラスの貼り紙が鏡文字になっていて新鮮だった もうずいぶんと鏡文字なんて見てない気がした 鏡で自分の顔を見たときにも久しぶりとかんじるときがあるから、鏡にはそういう経験を無にする作業があった しばらくサイドミラーを覗き込みながら鏡文字なんてまったく読めない風を装う遊びをしていると文字列の中に急に読める文字があって驚いた 「田」とかの線対称の文字ということではなく「お得」と書かれていた 私宛のメッセージかと思い振り向くとそもそものほうが鏡文字なのであった なぜ鏡文字なのかというと店内向けのメッセージが透けて外から見えていただけの話だった