意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

好きな展開

ここ数年はサッカーの試合はまったく見なくなっていたがワールドカップが始まって見てみたら面白かったので今は見ている。私は点が入るシーンが好きなので一方的な展開の試合が好みである。そうなると決勝トーナメントよりも予選リーグが好みであり、ヨーロッパの強豪VSアジアやアフリカという試合をチョイスしてしまう。イングランドやフランスの試合は面白かった。日本の試合ももちろん見るが、こちらはやはり一方的な攻めに耐え抜くシーンとかギリギリ勝っている状況での終盤がしびれる。一試合目は◎で二試合目は×である。三試合目は未来なのでまだわからない。


昔は今よりももっと熱心に見ていてそのときは実況の熱狂的な感じにいつもしらけていた。「ゴール!」を連呼するアナウンサーは仕事を放棄しているとすら思っていた。ところがいつの頃か実況の人もあまり抑揚なく事実を伝えるようになり、今度はその優等生ぶりが鼻につくようになってしまった。よく解説の人に「この状況を打開するにはどうすればいいですか?」と難題をふっかけたりするが、実は実況の人は答えを知っていて意地悪で訊いているような気がする。性格の悪い優等生が若手教師を試すアレである。私も昔は教師なんて偉そうなんだからどんどん困らせればいいと思っていたが、特に今は若手よりもずっと年上になってしまったから同情的である。サッカーの解説の人はさすがに若手ではないけれど私よりも年下のことも増えたから「勘弁してやってよ」と思う。私が分析するにサッカー博士が多すぎるのである。先日会った友人もサッカー博士で私が「いい試合だった」とか言っても10くらい良くない点を並べるので、私はサッカーの話題は極力出さないよう注意しているのである。