意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

上京

会社にはいろんな人がいて日々振り回されている。気分屋のおじさんがいて機嫌を損ねると口もきいてくれなくなってしまう。損ねていないときは冗談ばかりだから無口になるとすぐに何かが気に入らなかったんだとわかる。猫を飼っているそうで、自然と猫みたいな性格になってしまったのか。他にも顔は梅干しでも猫みたいなおじさんはいる。みんな誰かにかまってほしいのか。しかし誰かが機嫌を損ねると誰かが上機嫌になるのが集団である。一時期怖い顔をしていたおばさんが今はニコニコしている。「あの人は大ざっぱすぎるので私から見えない席にしてほしい」と言っていた人が当のその人といつの間にか仲良くやっている。時間はすべてを解決しないがそれなりに力を持つ、というのはある程度年をとらないとわからない。私は気分転換が苦手である。