意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

鼻から牛乳アレンジ

昔、私が小学生くらいのときに嘉門達夫が「鼻から牛乳」という歌を出し、それは「替え歌メドレー4」に収録されていた。「替え歌メドレー2」と「替え歌メドレー3」については、当時まだ幼稚園児だった弟に買わせ、それは弟が初めて買ったCDだった。ちなみに私はそのときにやはり初めてのCDである「それが大事」を買ってもらった。私たちの兄弟は3人兄弟で、私と弟の間の妹は、たしか西田ひかるだった気がする。私は西田ひかるはそれほど興味がなかったから覚えていない。私たちがなぜ同時に初めてのCDを買ってもらったのかと言えば、そのとき我が家に初めてのCDラジカセがやってきたからである。それは私の小学校の卒業祝いに親に買ってもらったもので、私はそれまで歌と言えばアニメソングしか知らなかった。私が幼い頃にはレコードプレーヤーが父の部屋にあった気がするが、それはいつのまにかなくなり、私の両親は2人とも音楽に疎い両親となった。私はなぜだか知らないけど、母に何度か歌うようリクエストした曲があって、それはビートルズの「イエスタディ」で、どうしてその歌なのか、全く覚えていないが、おそらく誰かからビートルズのイエスタディは素晴らしい、と聞いたのだ。母は「知ってる」と言ったので、歌ってくれと頼むと、
「イエスタデー、なんなんなーなーんななー」
と、だいぶ端折った。しかも最後は声が裏返り、なにがなんだかわからないし、全体的に曖昧でふにゃふにゃした歌だなあと、当時の私は思った。しかしそれから数年が経って、私がバンドを組むとビートルズに触れる機会が増え、あと村上春樹の「ノルウェイの森を読んだら」、あれはノルウェイが舞台の話かと思ったらビートルズの曲のタイトルだったので、2枚組のCDを買って聴いた。イエスタディは1枚目のラストの曲で、聴いてみると、母があのようにしか歌えなかった理由がわかった。もし私が自分の子供に歌ってと言われたら、やはりなんなんなななんななーなーなー、という感じになるから、歌い出しではなく、後ろ側の「らーららららーらーらー・らーらーららーら・イエスタデー」の部分を採用したい。

ちなみにイエスタディは、ポールだかレノンが、夢の中で思いついて、もしかしたら既に存在する歌なのかと思いメンバーに聞かせたらオリジナルだったので完成させたらしい。

※話が鼻から牛乳からだいぶ逸れたので、アレンジの方は次回以降に持ち越します。

鼻から牛乳のCDについては、私が自分のお小遣いで購入しました。

鼻から牛乳

鼻から牛乳