意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

AKBは上からマリコのときが全盛期

あじさいさんの記事を読んでいたら篠田麻里子が出てきたので懐かしくなって上からマリコを聴いた。サビ以外は全然覚えがないものの、歌のかんじがもろAKBというかんじで全然手をかけずに作られた歌のように聞こえた。ひょっとしたらこの曲がリリースされた頃がAKBの全盛期では? と思った。手前のグループのメンバーをそのまま曲名にするという楽屋オチみたいなやり方でも何万枚もさばけてしまう。まるで「平家であらずんば人にあらず」と言っていた平氏のような傲慢さである。もちろん誰かが特別に調子こいたわけではなく時代がそうさせたのである。栄枯盛衰に漏れることなくその後のAKBは以前ほどの勢いはなくなってしまった。


私はAKBには詳しくないから勝手に全盛期とか言ってしまったが人によってはフォーチュンクッキーだったりヘビーローテーションだったりするのだろうからここからモーニング娘。の話に変わるがラブマシーンが出たときは本当に道が開けるような感じがした。それまでが本当に煮え切らなかったから尚更すっきりした。例えるならイエスタデーを発表した後のビートルズのようである。というとビートルズファンの人は「それは違いますよ」と言うだろうがビートルズモーニング娘。も詳しく知っている人はそうはいないだろうからそれでいいのである。


いちばん気の毒なのは平家みちよで平家だけがオーディションに通ってその残りがモーニング娘。になったという背景があったくせにモーニング娘。のほうが国民的なグループになってしまったから立つ瀬がなくなってしまった。合同のライブに私も行ったことがあるが、モーニング娘。の出番が終わって平家が出てくるとみんな席について額の汗を拭き、休憩タイムになってしまうのである。私は今でもそのことを思い出して平家を気の毒に思ってしまうのである。


しかしモーニング娘。の時代が過ぎてAKBの時代が過ぎてその次の時代も過ぎるから同じことなのだろう。

上からすきお - 母父トニービン