意味をあたえる

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私の8冊

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私を表現する10冊というのをやっているのを散見し、自分もやってみようと思ったら8冊しかなかったので、8冊です。

左から、

1.火の鳥
高校の文化祭の時に
「弓岡、本好きだろ?」
と言って友達が買ってきた。その人は小説だと思っていた。私は小学校の図書館にもあったから、
「漫画だよ」
と教えてあげた。読むのは初めてだった。私の死生観はこれの影響が大きい。

2.のはらうた
本は読んだ順とかでなく、小さい順に並んでいます。昔ホームページをやっていたとき、見た人から「のはらうた」を読んでいるのとおんなじ感じがする、と言われたので買った。似ているなら私が表現されているのだろう。

3.書きあぐねている人のための小説入門
「小説は自由、それ以外も」

4.「そうだ、村上さんに聞いてみよう」
20代のころはこればかり読んでいた。「結婚はしてもしなくても人生はどちらにせよ悲惨」とか。

5.文學界2012年6月号
初めて山下澄人の小説を読み、これがなければ保坂和志小島信夫もなかった。私はもっとつまらない文章を書いてた。

6.大きい一年生と小さな二年生
私は子供の頃は体格が良かったので、一年生のほうに感情移入した。たぶん一年生で読んで、二年生になったとき「二年生になったな」と思った。

7.バカドリル
笑い。私は本屋でたまたま見つけて買い、それを借りて読んだ友人も気に入って買った。その友人は夏休みに事故で死んだ。なんだこれ。

8.宮崎駿の雑想ノート
紅の豚の原作が収録されている。


あとはドラムマガジンが残っていたらそれも入れたかったが、もう全部捨ててしまった。せめて村上ポンタのコラムだけは取っておきたかったが、過去の私にそれを求めるのは酷だ。あと本を立てるのに支えがいるので、今読んでいる本で支えた。