意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

お経のような

ひさしぶりに電車に乗ったら早い時間にもかかわらず老夫婦が乗っていて独特の周波数の会話によって私の眠りが妨げられた 私は今日は5時過ぎに起きていたから電車内で寝ようと決心していたのである 老夫婦は老夫婦にありがちな「自分たちが乗っているのは準急か・急行か」談義に花を咲かせていた 朝は準急が多いという予備知識を持っていてたまに走る急行が準急を追い抜くということを知っていた また、妻の側が思いついたことを気ままにしゃべり夫の側がうっとうしそうに相づちをうつという姿も見られた 老夫婦はどこかのツアーに参加するらしいということが握りしめたパンフレットから判断することができた それは結構先の駅だったので私はがっかりした


大阪に着いて喫茶店に入ったら店員の声が余りに小さくて大阪の人はこんなに小さい声で会話するのかと驚いた