意味をあたえる

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イエモンのCDが保険証のコピーに見えた

私が十代の後半に積極的に聴いたイエモンというバンドが今年から活動を再開し、先日CDも発売された。私は夏にはライブも行っていて、そのあと頻繁にCD発売の旨のメールが送られてきたから、だんだんと買おうという気になって、頼むことにした。それが先週くらいに来た。私は発売日のことなども考えてなかったから妻から荷物を渡され、妻は私がまた本でも買ったと思っているようだったが、私はすぐにイエモンのCDだと伝えると「そうなんだ」とやや明るい顔になった。CDは本に比べたらだいぶ軽いから妻としては家の床が抜ける心配が軽減されたのだった。ところで私は今となってはCDを再生する機器を持っていなくて、もちろんパソコンなどはあるが、パソコンはもう2ヶ月くらい立ち上げていない。最後に立ち上げたのも私の子供だった。2010年頃は毎晩のように立ち上げてはいたが、だんだんとその回数は減ってしまった。しかし一度でも立ち上げればそれを取り込んであとはスマホで聞けばいいのだから、その一回だけ我慢すればいいのだが、しばらく立ち上げないでいると、そのままどこまでいけるのか試してみたくなるのが人間の性質なのである。スマホに音楽を取り込みたいのは家族も一緒なのでだったらスマホにつなげられる外付けのドライブを買えばいいので、パソコンが壊れれば誰かが買うと言い出すだろう。でもそれって年賀状専用のプリンターを買う馬鹿らしさと似てないか。小型の電子ジャーみたいなはがき専用の印刷機が電気量販店には売っているが、私の妹も持っている。しかし妹は普通にPCも持っているし、あとプリンターは同居の父が持っていて、父はカメラが趣味で写真印刷用のプリンターを2、3年に一度は買い換えている。だから工夫をすれば今あるリソースで年賀状は作成できるのである。ちなみに同居の父というのは実の親子関係だから気兼ねをする必要はないのである。もちろん私が妹の立場だったら父のプリンターに対する能書きを聞くのも面倒だから自分用のプリンターを購入するが。ちなみに父はハードオタクでパソコンも二台あるし、タブレットも三台持っている。しかし本当の意味での入れ物オタクであり、特別な用途があるわけでもなく、単に「マイクロソフトが新しいタブレットを出した」とか「一太郎が○周年でタブレットを出した」とか、そういうミーハーな気持ちで買うのである。

そうこうするうちに私はイエモンのCDのことを忘れてしまい、包装も解かずにパソコンの上に置いていたら、ふと見たときに自分の宛名の部分が保険証に見えてしまい、いつのまにコピー取ったんだろうとか思っていたらCDだった。