意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

途中式(20)

昼間美容院へ行くと美容師から「淀川のこと書いてましたね」の言われた 以前にブログのURLを教えたが今でも読んでいるとは思わなかった もう何年か前の話でありその間に私のブログの話になることは一度もなかった 裁判所の近くの美容院である いつも音なしの映画を流しているのである これは客の趣味に合わせて例えば前にJリーグの試合を流したこともあったが私が興味なさそうだったのでそれっきりになった そのときは音があった それ以降は日本の映画を流していることが多くほぼ必ずそれには小林聡美がでている 小林聡美のセリフも聞こえないが音がないと小林聡美の性格の悪さが一層強調されるのである


それでも私はあまり映画を見ずに仕事のこと主に淀川のことを話しているのである 自衛隊に電話でクレームを入れたエピソードを紹介すると「サイコパスですね」と絶句していた 「私も以前そういう人と関わったことあります」と張り合って来ない人なので良かった 例えば職場だと下関川が割ともっとすごいエピソードをかぶせる傾向にありまた私の比喩の精度がイマイチなときもすぐに指摘してくる 私は下関川のおかげで人の話はつまらなくても最後まで聞こうという気になった 下関川はとても神経の細い人なので常に自信満々じゃないと気が滅入ってしまうのである 淀川のことも疎んじているのには明らかだがそれでも「あの人なりの考えがある」とあくまで平等に徹するのである