意味をあたえる

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揚げ足取り名人

会社に困った人がいて、その人はもう会社の人ではなくなったが今度は会社の敷地の外で待ち伏せをしている。実際私が待ち伏せされているわけではないが、私としても決していい気分ではなかった。この人はターゲットを決めるとひたすら揚げ足をとろうとするのである。揚げ足取りとは相撲とおなじで、すっころんだら負けなのである。しかしとられる方は実は勝とうだなんて思っていないのである。私は過去に似たような経験があって、その人にお茶を出さなかったらすっかり上手に揚げ足をとられてしまった。私は本当はそんな人にお茶など出したくなかったが、それを見透かされてしまったのである。今当事者となってそのときよりもうまく立ち回れる自信はないが、少なくとも感情に流されないよう注意を払うだろう。


嘘ばかりつく人なので、その人のどこまでが嘘なのかを考えるのはちょっとしたブームになってしまった。もう車も家も差し押さえられたと言うが、若い人にはワンボックスカーの窓から手を振ったという話も耳に入ってきた。嘘に嘘を固めて、いったい何をひた隠しにしているのか、私はそれが気になった。もっともらしい答えを予想することはできるが、それはその人にとってみたらてんで的外れなことなのだろう。